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アドラー心理学

アドラー心理学の3つのライフタスク~仕事のタスクを達成するコツ~

アドラー心理学では人生におけて避けられない課題を3つに分類しました。

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  • 仕事のタスク
  • 交友のタスク
  • 愛のタスク

今回は仕事のタスクについて掘り下げてみたいと思います。

目次

仕事のタスクとは

仕事のタスクとは、役割や義務、責任が問われる生産活動です。

いわゆる職場もそうですが、社会全体、さらに広く世界、宇宙・・
アドラーはかなり広い視点で「仕事」をとらえていたようです。

この地球に所属する一員として、自分はどのように貢献していくかを見つけて行動していくことが課題です。

そのためには、社会の一員であるという共同体感覚をいかに持っているのかが重要になってきます。

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仕事のタスクは様々ある

前述のように、アドラーは広い意味で仕事のタスクと捉えているので、職場で働く人だけがあてはまるわけではなく、人間なら全員直面するタスクです。

学生なら勉強をすること、母親・父親なら育児をすること、家族に体の不自由な人やご年配の方がいれば、介護をすることも貢献ですよね!

ボランティアをしたりはもちろん、地域のゴミ出しのルールを守ることも、町内に住む住人としての責任ともいえるので仕事のタスクに当てはまりそうです。

誰も〇〇してくれない・・という悩み

地球の一員として・・と言われてもピンとこないですよね!

家庭内に範囲を狭めて、悩みの一例をご紹介します。

 

A子さん
「私は家庭のためにこんなに尽くしているのに、夫も親も全然わかってくれない。
少しは察して手伝ってよ。今やるのはそれじゃないでしょ・・」
そんな思いでA子さんは毎日モヤモヤ、イライラしています。

家庭でも職場でも、こんな風にイラついたことはありませんか?
自分は社会(家庭)に貢献しようとしてるのに周りが協力してくれない!という悩みです。

 

結論としては「察してちゃん」のままではみんなで協力して物事を達成することは難しいです。
仮に物事は達成できたとしても、周りを味方だとは思えずストレスを抱えた状態です。

課題の分離


課題の分離
という言葉をご存じでしょうか。

自分がコントロールできるのは自分だけというのが大原則としてあります。
恐怖や威圧などで支配することもできますが、それは良い関係とは言えませんね。

A子さんは確かに料理も洗濯も子育ても一生懸命にやっています。
ただ、忘れてはいけないのがその家事はあなたが選んだ課題であるということ。

誰かにやらされているわけでもなく、本当はやらなくてもいいし、誰かに言われても嫌なら断ればいいのです。

「家事って普通は妻がやるものでしょ?」
「同居する親の目があるし・・あっというまに汚部屋になるし」
「いやいや、やらなかったら喧嘩、最悪離婚だよ」

そんな反論が思い浮かぶかもしれませんね。
でも、それらも自分の価値観や思い込みに基づいて、結果として自分で行動することを決めていますよね。

A子さんの行動に対して、褒めたり手を差し出したりするのは他者の課題なので、干渉や批判をしても仕方がありません。
相手と自分の価値観が違うのは当たり前で、A子さんが100のチカラで一生懸命にやっていていても、旦那さんには60くらいのチカラで余裕で家事をこなしているように見えてもおかしくはないんですね。

なのになんで奥さんは不機嫌なの??
特に男性は脳の違いから察するのは苦手なので
「なんで怒ってんの?誰か教えて・・」という状態です!

全ては自分で選んでいる

まずは、「してあげてる・やらされている」という意識を捨てること。
自分でその選択をしていて、他人を思い通りにはできないことは理解したうえで
じゃあどうするか?を考えていきましょう。

  • 負担が大きいから手伝ってほしいと頼む
  • 完璧にやる必要はなく、ほどほどにして時には家電や外注も活用する
  • 自分のキャパを上げるor無駄な作業がないか見直す

A子さんの場合、家事全般を請け負おうとしたとはA子さんの課題ですが、家族全員に「家庭をより良くする・全員が幸せに過ごす」目的に向かって役割を果たす責任はあるはずです。
だから頼ることに罪悪感を持つ必要はありません^^

自分で選んだんだから全部責任持ってやりきれ!というわけではなく
行動してみて無理を感じたら、工夫するなり減らすなり頼るなり・・
目的に向かって、次のステップに進みましょう♪

向いてない・無理と感じたら、とりあえずやめて他に貢献できることを見つけるのもアリだと思います♪

これは職場でも同じですね!
面倒な業務をやらされていると感じても、その職場を選び、辞めずに続けているのはあなた自身なのです。

ボランティアをしている人が、無償なのになぜあんなに生き生きとしているのか。
それは、自分で選んで行動している自覚があり、社会貢献できている喜びも感じやすいからかもしれません。

まとめ

  • 仕事のタスクとは、広い世界で見て、社会に貢献していくこと
  • 自分は頑張ってるのにみんなが〇〇してくれない・・は
    人任せな意識と課題が分離できていない事が原因かも

社会で生きていくうえで、人とのかかわりや助け合いは不可欠ですが、それは自分から相手に強制するものではない!
ということは、心の隅に留めておきましょう♪