アドラー心理学に学ぶハッピー子育てブログ
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アドラー心理学

アドラー心理学の他者貢献を学ぶ!自己犠牲にならないための方法は?

相手のために良かれと思ってしてあげたのに全然感謝されない…

いっつも夕飯後お皿を洗ってやってるのに、それがさも当たり前かのような態度にイライラ…

普段生活していると、こんな風に相手の態度にイライラしてしまうことってありますよね。
そんなときは”自己犠牲”と”他者貢献”の違いを理解するだけでイライラは一気になくなります!

何かとストレスの多い毎日です。この記事を読んでイライラを無くして、あなたにとっての幸せを掴んでいきましょう!

目次

”他者貢献”とは何か?

他者貢献とは、その字の如く「他人に貢献することです。

そしてアドラー心理学では、人生で幸せを得るためにはこの他者貢献がなくてはならないとしているのです。

ここでちょっと考えてみて欲しいのですが、あなたはどういうときに幸せを感じますか?

  • 誰かにありがとうと言われたとき
  • 自分の目標が達成できたとき
  • 時間を気にせず趣味に没頭しているとき

などなど、たくさん出てきますよね♪
このように幸せの感じ方は人それぞれあるでしょう。
その中でアドラー心理学では、全ての人間に共通して幸せだと感じる瞬間がある!と言います。

それは”他人に貢献できていると感じられたとき”です!!

他人に貢献できていると感じられたとき、人は自分に価値を実感し、最も質の高い幸福を感じることができるとされています。

確かに、相手にちょっとしたお手伝いをしたときって、やってよかったなって思って清々しい気分になりますよね♪

その行動は他者貢献ではなく自己犠牲?

他者貢献とよく混同されることとして、自己犠牲というものがあります。

他者貢献しているつもりが、実はそれはただの自己犠牲になっている
なんていう話は本当によくあることです…。

では、他者貢献と自己犠牲の差は何なのでしょうか。

それは、その行動をすることで、自分は幸せと感じられるかどうかの違いです。

身近な例でいくと、例えば電車で席を譲った場面。

席を譲ったことで、あぁ私はいいことをしたな、やってよかったと思えたのならばそれは他者貢献ですし、逆になんでいちいち私が席を譲らないとだめなんだとか、席を譲ってやったのにお礼もナシかよ!なんて感じていれば、それは自己犠牲となります。

つまり、たとえ同じ行動をとったとしても、自分の感じ方次第でそれは他者貢献にも自己犠牲にもなり得るのです。

自己犠牲ではなく、他者貢献にするために

先ほど、自己犠牲と他者貢献の違いは、結局のところ自分がどう感じるかの違いであるということを述べました。

なんだよ、結局自分の考え方次第なのかよ!と思うかもしれませが、ご安心ください。ここでは、自分の行動を自己犠牲ではなく他者貢献にしていくための具体的な考え方を2つ紹介します!

①相手に見返りを求めない

他者貢献する方法の1つ目は、相手に見返りを求めないことです。

こんなことをしてあげたのだから、こんな反応くらい返ってきて当然だ!
相手に相応の見返りを求めたところで、相手がどう反応するかは相手次第です。

にもかかわらず、見返りを求めてしまっては、その見返りがなかったときにどうしても腹が立ってしまいます。

それならば、最初から見返りを求めるのはやめましょう!

とは言っても、人間なかなか見返りを求めない行動を取るのって難しいです…。

ここで大切なのは、相手に○○してあげると考えるのではなく、自分がしたいから○○をすると考えるようにしましょう。

電車で席を譲る場面でも、「自分がここで席を譲れば、良いことをしたと気分が良くなるだろう。だから席を譲りたい。」と、あくまで自分のためにした行動なんだと考えることができれば、相手に見返りを求めることはなくなります。

②相手を仲間だと思う

何かしら貢献をするときは、相手のことを敵や他人だと思うのではなく、仲間だと思うようにしましょう!

例えば夕飯の後、山積みの食器を洗わなければならない場面があるとします。

このとき、家族を敵だと思っていれば、きっと「どうして私がいつも洗わなくちゃいけないんだ」「なぜみんな手伝ってくれないんだ」という発想になるでしょう。

しかし、家族を心から仲間だと思えているのであれば、自分が食器を洗うことが仲間への貢献になり、”仲間の役に立っている””自分は仲間に価値を提供している”と実感できます

相手を仲間だと思うことで、自分の行動は仲間に価値を提供している、素晴らしく尊い行動になるのです!

まとめ

  • 人は他人に貢献できていると感じたとき、最も質の高い幸福を感じることができる
  • 他者貢献と自己犠牲の違いは、”その行動で自分は幸せを感じることができるかどうか”
  • 相手に見返りを求めないこと、相手を仲間だと思い仲間に価値を提供していると考えることが大切

あなたの仲間に対して見返りを求めずに貢献し、幸せを感じていきましょう♪