アドラー心理学に学ぶハッピー子育てブログ
幸せをあなたに届けます
アドラー心理学

【アドラー心理学】共同体感覚の貢献感は最も難しい?得るためには?

アドラー心理学を学んでいくと、最終的には共同体感覚貢献感を得ることを目指すようにとされていることが分かります。

よし、貢献感を得ればいいんだな!じゃあ貢献感を得よう!と思ったところで、 「貢献なんだし、とりあえず誰かの役に立つことをしていればいいのか?」 と何をしたらいいか分からなかったり、中には、 「貢献しているつもりなのに、全然幸せを感じない!」 となっている方もいるのではないでしょうか。

そんなあなたに、アドラー心理学が好きすぎて関連本を10冊以上読んだ私が、本当の貢献感を得るためにはどうすればいいのかご紹介します!

あなたに人生の幸せを届けてみせます!!

目次

共同体感覚と貢献感の関係性は?

アドラー心理学では、最終的には人生の唯一の幸福である”共同体感覚”を得ることをゴールとしています

ですがこの共同体感覚は、名前の通り”感覚”なので、なかなか掴みにくいものなのです…。

この共同体感覚は、要素を4つに分けると理解がしやすくなります♪

【唯一の幸福”共同体感覚”を構成する4つの要素】

  1. 所属感ー私はここにいてもいいんだ
  2. 貢献感ー私は人の役に立っているんだ
  3. 信頼感ー周りを信頼できます
  4. 自己受容感ー無理せずありのままの私を受け入れてる

そしてアドラー心理学において、”貢献感”は共同体感覚を構成する要素の一つでありながら、4つの要素の中で最もたどり着くのが難しいとされています。

では、貢献感とは、一体どんな感覚なのか、また貢献感を得るためにはどうすればいいのか、一緒に見ていきましょう♪

最大の幸福”貢献感”とは

貢献感とは、字のごとく「自分は他者に貢献している」と思える感覚の事です。
アドラー心理学では、「私は誰かの役に立てていると思えた時にだけ、自らの価値を実感することが出来る」としています。

役に立てていると思えた時”だけ”なんだそうです。それくらいこの”貢献している感覚”は特別な感覚なようで、さらに人生において最も上位の幸福であるとしています。

けれど確かに、たとえしんどいことであっても、自分の行ったことで誰かから感謝され、ありがとうと言われればそのしんどさを忘れてしまうようなことってありますよね…。

毎日毎日どれだけ家事や育児が忙しくても、手作りで晩ごはんを作っていたらこないだ珍しく夫がいつも料理ありがとうと言ってくれました!!!
その些細な一言で一日の疲れも和らいだものです(もっと感謝しろ)

その貢献は”貢献感”ではない!?

しかし、アドラー心理学では、他者に貢献することで得られる幸福を最上位の幸福としたうえで、同時に他者から承認されることを目的とした貢献では幸せになれないとします。

なぜなら、承認されることを目的とした貢献では、「他人の望む人生」を歩むことになり、自分に自由が無いからです。

例:親の期待通りに頑張って一流大学、一流企業へ…

あなたは親の期待通りに一流大学を卒業して、一流企業に勤めたとします。すると親からは褒められ、あなたの承認欲求は満たされるでしょう。
ですが、これだとあなたは本当に自分のしたかったことができていないかもしれません。
あなたの人生であるにもかかわらず、親に承認されるがために行動した結果、“他人の望む人生”を歩んでしまい、自分の自由を犠牲にしているかもしれないのです。

このように考えると、他者から承認されることを目的とした貢献では幸せになれないというアドラー心理学の考え方もなんとなくわかる気がしますね♪(さっきのもっと感謝しろは撤回します。)

”本当の貢献感”を得るためのたった2つの手順

承認されることを目的とせずに、他者に貢献するというのもなかなかに難しいですよね…。
(だって褒められたいし…)

実際問題、これはかなり難しいと思います。
社会の関係の中で繫栄してきた人間は本能的に他人に認められたい、他人に褒められたいという欲があるからです。
人間の本能的な欲とは相反することになりますからね…。

それでも、貢献感を得るための具体的な方法を2つの手順でお伝えします!

手順1.誰かのためでなく、自分のために他者貢献する

誰か他人のためと思って行う貢献は、承認されるための貢献と変わりありません。
それならばいっそ“自分のために”他者貢献してしまいましょう!

【他者貢献をする際の考え方】

  • 自分のスキルアップのため
  • 自分の将来のため
  • 自分の経験のため
  • 自分の好奇心を満たすため
  • 自分を幸せにするため

くれぐれも、”自分の承認欲求を満たすため”にはならないように!

他者への貢献を“自分のため”にすることで、褒められなくても、認められなくても自分は自分の貢献を続けることが出来るはずです!

ですが、これで終わりではありません。
このままだと、独りよがりの“貢献したつもり”になってしまう可能性があります

自分のための行動になりすぎて、自己中心的な行動をしてしまいかねないというわけです!

手順2:どのように他人に役に立っているのかを考えてみる

自己中心的な貢献にならないために、手順2としてどのように他人の役に立っているかを考えてみる事が必要です!

自分のために行っている〇〇は、
→他人にとって~~だから役に立っている
→他人にとって~~という理由で意味がある

という風に、自分の行動が、他人にとってどのような良いことがあるのかを考えるようにしましょう!
こうすることで、独りよがりの貢献から、ちゃんと他者にもメリットのある貢献ができるようになります。

以上2つの手順を踏んだ貢献を行うことで、共同体感覚の要素の1つであり、最上の幸福である“貢献感”を感じることが出来るようになります♪

まとめ

  • 貢献感は共同体感覚を構成する4つの要素の中でもたどり着くのが最も難しい
  • 貢献感は人生において最も上位の幸福
  • 他者から承認されることを目的とした貢献ではいけない
  • 誰かのためではなく、自分のために他者貢献する
  • その貢献が、他の人にとってどのように役に立っているのかを考える

”本当の貢献感”を得るのは時間がかかると思いますが、お互い一緒に頑張っていきましょう♪