アドラー心理学、アドラー式の子育てに出会い、学び、実践したこと…。
「私に合っていた!」
「子供にとって良かった!」
と感じることが色々とありました。
反対に、
「これは、我が家にはちょっと合わないかもしれないな…?」
と感じたこともあります。
目次
アドラー式子育てと私が学んだこと
私が学んだことと、実践してみて良かった&イマイチだったことを紹介します。
あくまでも私の場合・我が家の場合です。
こんな例があるんだなぁ、と思って読んでくださいね。
「叱らない・褒めない」の良かったこと
アドラー心理学における親子は、対等な関係です。
叱るも褒めるも上下関係を前提にした行動なので、子供と対等な関係を築けなくなってしまいます。
何より、私は怒ってばかりの自分が嫌いだったので、何とかしたいと感じていたのです。「叱らない」を実践するには、まず、怒ってしまう自分を認めることから始まりました。
つい怒ってしまう、ありのままの自分を認めて許すことで、気持ちが楽になりました。
その結果、怒る頻度も減ってきたのです。
親の機嫌が良いというのは、子供にとっても嬉しいことですよね。
私の場合、怒ることが減っただけで、無くなった訳ではありません。
それでも、大進歩です。
「こんな自分が嫌い」という呪縛から開放され、怒ってばかりのママから一歩踏み出すことができました。
「叱らない・褒めない」のイマイチだったこと
「褒めない」が予想以上に難しいことです。
「すごいね!」
「えらいね!」
「やればできるじゃない!」
上から目線と言われると、それはそうなのですが…。
嬉しい気持ちや感動して口にした言葉を、
「あ!!もしかして今、褒めてしまった!?これってダメなんだっけ??」
と、考えている瞬間、ちょっと寂しい気持ちになってしまいます。
素直に褒める言葉を言えないのは、意外と辛いものです。
つい褒めそうになってしまい、うまく言葉が出てこないので、何も言わず、ただただ拍手を贈ってしのいだこともありました。
これで良かったのか、子供が納得したのか、微妙なところです…。
子供が成長していくにつれて、特技や勉強など、親より優れていることだって出てきます。
親である自分は数学が苦手だったけど子供は得意だとか。
自分は運動嫌いだけど子供はスポーツが得意だとか。
そういうのって、褒めたり尊敬したりますよね?
例えば、オリンピック選手に向かって「すごいね」と称賛するのって、上から目線になるのでしょうか?
それは賞罰制度のご褒美なのでしょうか?
「褒めない」に慣れるのは難しいです。
「勇気づけ」の良かったこと
勇気づける言葉かけを意識すると、ネガティブな発言が減ります。
例えば、テストの点数だとしたら、
「30点しか取れないの…!?」
ではなく、
「30点取れたね。これとこれは合っていたね!」
のようなイメージです。
性格的なところでは、
「言うことを聞かない、落ち着きがない」
ではなく、
「諦めない、好奇心旺盛」
とポジティブな言葉に変換します。
「うちの子はなんて落ち着きがないんだろう!」
と嘆くより、
「うちの子は好奇心旺盛だよね〜!」
と思うと、心がスッと軽くなりました。
ポジティブさを持っていると、ちょっとくらい落ち着きのない子供を見ても、おおらかな気持ちで見守ることができます。
ちょっとしたことでイライラしないで済むと、「叱らない」の成功率も上がるので一石二鳥です。
「勇気づけ」のイマイチだったこと
「ありがとう」という言葉が、子供にとって褒め言葉化しているのではないか、という懸念がありました。
「なんでありがとうって言ってくれないの!?」
と責められた経験もあります。
この時は「ありがとう」を言わなかった私にも非はあるのですが…。
「ありがとう」を言われたいから頑張る。
「えらいね」と褒められたいから頑張る。
あまり違いがないような気がしませんか…?
「ありがとう」も「えらいね」も、両方とも言われたら嬉しい言葉であることに変わりないですよね。
幼い頃からアドラー式で育った子供の場合は、また違うかもしれません。
我が家では、子供が物心ついてからアドラー心理学に出会ったので、途中までは普通に褒められて育っています。
「えらいね」が「ありがとう」に置き変わっただけなのかも?
という疑問の答えは、多分わからないままでしょう。
まとめ
- 「叱らない」ができると、自分自身を好きになれる!
- 褒めないは叱らないより遥かに難しい!
- 子供を勇気づけると、自分自身もポジティブになれる!
- 「ありがとう」と「えらいね」が同じ意味になってしまったかもしれない。
子育てにアドラー心理学を応用してみたけど中々効果を感じられず、
「向いてないのかなぁ」
などと感じた時に、
「うまく行かないのは自分だけじゃないんだ!もう少し続けてみようかな?」
と思ってもらえたら嬉しいです。