『ありのままの存在』よく聞きますよね。ありのままってどういうこと?あらためて問われるとウーン!となりますね。
私なんてさっきからアナ雪の主題歌を歌った松たか子さんの歌声が響いてきます(笑)
アドラー心理学では「色んな事があったとしても、ありのままの自分を信じて勇気を出して踏み出して行こう」という考え方があります。
今日はありのままの存在とはなにか、どうしたらありのままを知ることができるのか見ていきましょう!
目次
ありのままとはどういうこと?
調べてみました。ありのままとは
飾らない・無理しない・自然体・本来の姿ということ。
そしてどんな時そうなれるのか?
自宅にいる時、おふろにゆっくり入ってる時、ベッドで時間を気にせずごろごろしてる時、
リラックスできて、自分は自分のままでいいと感じられ、
そんな自分をわかってくれる人がいる安心できる場所があると感じられる時のようです。
そうかあ・・信頼できる仲間の中にいて、ここにいていいんだと思える時ですよね。
それってアドラーのいう共同体感覚の所属感と同じですね。
ありのままで許されている場所で安心してすごせることは自由で、勇気を育める基礎になりますね。
では、家族の中で子供をありのままの存在としてみるとはどんなことなんでしょうか?
アドラーは次のことを提案してくれます。
対人関係を築く時(対象を)もしわたしがこの人と同じ種類の心をもっていたら?と想像してみることだと。そしてその対象の関心事に関心を寄せること。
それが相手を共感することであり、尊敬することであるとアドラーは教えてくれます。
特に子供の夜泣きやいやいや期、思春期親子でぶつかる時期に思い出してみると
子供とのコミュニケーションの助けになってくれるかもしれませんね。
ありのままの子供を知る方法
ありのままの子供をどうやって知ることができるのか、
その時親としてどんなことに気を付ければいいのか?さあ!見ていきましょう♪
理想の子供像を子供に押し付けるのはやめる
長男が小4の頃元気者の弟を遊びに連れていってくれたことがあります。
途中長男が一人で戻ってきて、
「○○が俺の同級生に泣かされた。おかあさん来て。」と言ったことがありました。
その時私は「お兄ちゃんが弟を守れないてどういうこと?」と長男を叱りました。
見事に優しい長男の勇気くじきをしてしまいました。
今考えてもひどいことを言ってしまったと心が痛みます。
これは私の男の子は強くあるべき、年長者は年下の子を守るべきという思い込みでした。
私の勝手な理想の子供像から、引き算して彼を責めていたんですね。
若くて頭でっかちな母親でした。優しい長男が弟を守ろうとした唯一の選択に気付けない母でした。
ありのままの子供を見るとは自分の心を振り返り”こうあるべき”という
幻想を握りしめてないかを意識する機会になります。
子供の世界を一緒に体験してみる。
子供が幼児の頃、公園で拾った木の実や枯葉を大きな模造紙に張り付け、
其の紙の上を歩いて子供たちの足型や手形をかたどりクレヨンで色を付けて、
わいわい言いながら遊んだことがあります。
子供達も私も楽しい時間を過ごしました。
現実には只の枯葉であり足型なのに、子供たちにとっては自分の足型が
森の中をワクワク歩く感じなんだろうなと思えました。
子供は夢と現実を行ったり来たりしているようです。
この子はどんな風に感じてどんな風に見てるのかを想像しながら一緒に遊ぶことは
子供のありのままを知る手掛かりになります。
理解できないことは子供に聞く
廊下の壁にらくがきを書かれた。床にこぼした牛乳で遊んでる、その横で兄弟喧嘩・・
うるさーい!もう、なにやっているの?と言いたくなる毎日
一呼吸おいて、子供に聞いてみましょう!
・壁のは何の絵?鬼滅の刃の炭次郎を描いたの?そうかっこいいもんね。色がきれいね。
でもね。壁は皆が使うお部屋なのよ。消えないしね。おかあさん困るな。これからは紙を用意するから、そこに描いてまたおかあさんに見せてほしいな
・床に牛乳こぼしちゃったんだ。どうしたらいいと思う?そう、かたずけの方法がわからなくて手で拭いてるの?
じゃあ雑巾を準備するから拭いてくれるかな?
・けんかするならお母さん隣の部屋に行っていいかな?静かな所で本を読みたいのよ。
これからどうしたらいいか二人で考えたら私を呼んでね。
子供は何をしたかったのか、何が楽しいのか尋ねた上で
現実の行動を親が伝えていくことを心がけたいですね(-_-;)
ありのままを知ることは親である自分のライフスタイルの確認や修正を促すことにも繋がります。
子供に人との関わり方を伝えていく事になります。
まとめ
- ありのままは自然体の自分らしい姿、安心できる場所で分かってくれる人がいうことで実現する。
- ありのままの存在の子供を知る方法は、理想の子供像を子供に押し付けない、子供の世界に関心を持ち一緒に体験してみる、理解できないことは子供に聞いてみる事
- ありのままの存在を知ることは親である自分のライフスタイルを確認すること、子供と一緒に成長しよう
アドラー心理学は実践の心理学です。
ありのままの存在としての子供を知り、愛し、時々怒ることがあっても
また、ゆっくり一歩づつありのままの自分を受容し、子供と成長していきましょう♪