忙しい時に限って泣きながらまつわりついてくる、
言い聞かせても聞いてくれず段々大声になって床に寝転がって泣き叫ぶ。
どうしたらいいのか毎日悩んでしまう貴方!お疲れ様です。
今日はそんなあなたに日常生活で苦労しているだだこねについて一緒に見ていきましょう!
目次
だだこねとは
小さな子供が親に甘えたり、我儘を言ってぐずったり、泣き叫んだりして対応に困るような状況のことですね。
だだこねの時期は
代表的なのは2~3歳くらいのいやいや期から始まり、小学校入学くらいまでの間におこると言われます。
だだこねの理由は
自我の目覚め
歩けるようになり、少しづつ自分のできることが増えてくると自我が芽生え、自分でやってみたいことが多くなります。
でも、一人ではできないことも多く感情のコントロールも未熟なため、だだこねが始まります。この頃の子供は明確な意思をもってしているわけではありません。
言葉でうまく表現できないため反抗したり、駄々をこねてしまいます。親としては困ってしまいますが、自立への一歩として見守ってあげましょう。
自分の気持ちをわかってほしい気持ちから
自分のことをわかってほしい、親に甘えたい、自分をみてほしい、一緒に遊びたいなどの気持ちがあるのに、親に相手にしてもらってない、気持ちが満たされていないと思うとだだをこねてしまうことがあります。
敏感期の集中を止められてしまった場合
幼児期には発達の段階で感覚の敏感期があると言われています。5感や運動、バランスなどを習得するために繰り返す行動が見られます。
秩序の敏感期もあり、おもちゃの片付ける順番や、食卓の座る場所や、保育園への道順などその子その子にあり、無理に中止するととギャン泣きして受け入れられないなどが見られます。獲得すると徐々に収まってくると言われています。
いろんな理由があるんですね。日常的に経験すると疲れ果てたり、余裕がないとつい、子供を怒ってしまい、反省する繰り返し・・つらいね(´;ω;`)ウゥゥ
こんな時アドラー心理学は子供と対等な関係を築いていくためには怒りではなく、粘り強い対話により、お互いを理解する方法をさがすことを勧めます。
さあ!考えてみましょう。
だだこねの対処法とは
1、子供の気持ちを理解しましょう
家事で忙しい時間であったり、疲れていると、つい叱ってしまいたくなりますよね。まずは深呼吸しましょう!
そして子供の目で見て、子供の耳で聴き、子供の心に触れ、寄り添い感じてみましょう!
「だっこしてほしいんだね。」「一緒に遊びたいんだね。」と子供の気持ちを言葉で表現して受け入れてみましょう。
2、できる範囲で子供の気持ちにこたえてあげましょう
「5分だけだっこしようね。」「お料理が終わったら抱っこしてあげるね。」など、その場にあわせて気持ちを受け止めることで子供は自分に向き合ってくれたとを感じて安心します。
子供がだだをこねた時避けるべき対応とは
子供を大声で叱る
子供のだだを全て受け入れる
感情に任せて叱るのは子供との関係を縦の関係として親が子供をコントロールすることになります。また、子供の気持ちに共感することは必要ですが、だだを全て受け入れることは反対に子供が大人をコントロールすることになります。
大事なのは子供の気持ちを受け入れた後、今度は親の気持ちを伝えることです。子供と一緒に考えて結論を出せるようにすることが大切です。
だだこねの実例と対策について
お買い物中のだだこね、スーパーの床に寝転がってる、子供が勝手にほしい品物をもってレジに向かう、慌てる貴方、泣き叫ぶ子供よくある光景ですよね。どうしたらいいのか・・
こんな時は以下の3つのポイントを意識してみましょう。
- 子供の欲しい気持ちを受容する
- ママの気持ちをアイメッセージで伝える
- 解決しない場合はお互いで相談し意見を出し合う
ポイントに沿って次のような感じです。
①「泣かないで。なにがしたいのか言葉で言ってごらん。」(言葉を促す)
「お菓子がほしい」と言ったら
「○○ちゃんはお菓子を買いたいんだね。」(静かに子供の気持ちに言葉で共感)
これでママに共感してもらえ子供は少し落ち着きます。
でも!大好きなお菓子、なかなか簡単にはいかないですよね。
②今日は買ってあげられないなら、今度はママが困った気持ちを言葉で伝えます。
「今日はお菓子を買えないのよ。お金が足りないからね。他の買い物ができないとママ、困るのよ。」
他にも「家にお菓子がある。」とか「健康によくない。」など色々あると思うので困っている気持ちを言葉で正直に伝えてください。それでも納得してくれない場合は
③「じゃあ、どうしたらいいと思う?」と子供に声をかけましょう!
「家にあるお菓子を食べる。」
「次に来た時買う。」「週1回だけお菓子を買う。」等
お互いにプランを出し合いましょう。口で言えなければママがプランを提案して選んでもらう。その中で解決策を選んでいきます。これがアドラー心理学では子供を身近な他人として尊重する姿勢です。
ふたりで話し合うことは最初は大変かもしれません。ですが何度も繰り返すことにより、人は感情ではなく言葉で話し合って解決するという経験を積んでいくことになります。
自分は人から大切にされている、人は信じられる存在である(他者信頼、所属感)という気持ちを育てていきます。また、子供の我慢する心を育てることになります。
まとめ
- だだこねには自我の目覚め、気持ちをわかってほしい、感覚の敏感期などがある
- 共感、言葉を使った自己主張、話し合いの3つを実行することで、子供は自己信頼、他者信頼、所属感を育てていく
今日はだだこねについてまとめてみました。長い目で子供の自立を目指して毎日を大切にすごしていきましょう(^^♪
疲れたらこちら!