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アドラー心理学

アドラー心理学|子育て中幼児期に親として気を付ける5つのポイント

アドラー心理学に学ぶハッピー子育てブログへようこそ!

ここでは子育てに奮闘する貴方の不安をアドラー心理学に基づいた子育て法にて応援していきます。

前回は乳児期についてお伝えしました。
今日は幼児期について、幼児期に親として気を付けるポイントとはなにか

一緒に見ていきましょう!

乳児期についてはこちらから

アドラー心理学子育て法は、乳児期の基本的信頼感が出発点となる理由アドラー心理学に学ぶ子育てハッピーブログへようこそ!! こちらでは、子育て中の貴方の不安や心配にアドラー心理学に基づいた子育て法を...

目次

幼児期とは

アメリカの心理学者エリクソン、E,Hは人は生涯を通じて発達する存在だとしました。
エリクソンの提唱した発達段階の中で幼児期は幼児期前期と幼児期後期に分けられます。

幼児前期(1歳半~3歳)発達段階自律性と羞恥心とは

ひとりで歩けるようになり、言語能力も急速に発達します。「まんま」「ブーブー」から「わんわん いる」などの2語文もできるようになります。

運動能力も手先で物をつまむ、物をころがす、殴り書きをする、コップを持つ、大人のマネをするなど活発になってきます。自我が芽生え、何でもやりたがる時期です。

興味の対象に突然走っていったり静かにしていると思ってたらティッシュの箱から全部引き出したりします。

「ひとりでー!」と叫んでいる時期ですね。(笑)

只、まだ未熟で全ての事を上手にはできません。子供のやってみたい気持ちに寄り添って適切に手伝うことで子供は自信をつけ挑戦していくようになります。これが、自律性です。

親が危ないからと先回りしたり、挑戦して激しく叱られたりすると羞恥心をが芽生えその後の挑戦する気持ちを失っていきます。

この時期にトイレトレーニングが始まります。トイレで排泄できると、自信ができ、漏らしてしまうと羞恥心を持ちます。それを繰り返しながら成功が失敗を上回ることにより自律性が育っていきます。

幼児後期(3歳~5歳)の発達段階(自主性と罪悪感)

言葉も運動能力もかなり発達し大人と普通に会話ができるようになります。知識欲も向上し「なぜ?」「どうして?」が増えてくる時期です。

保育園や幼稚園に入園の時期でもあり、子供だけのルールを作ったり、ごっこ遊びもできるようになります。自主的に行動し友達に働きかけていくことで喧嘩や競争が生まれたりします。人に対する思いやりが育つのは4歳以降です。

他人との関係やルールを失敗したり、成功したりする中から、自己中心から友達を意識するようになります。成功体験が失敗体験より少しだけ上回ることで自主性が強くなり、

反対に親から強く叱られたり、他の子と比べられたりすると罪悪感が生まれ、自信を失っていきます。

アドラー心理学では、相手をあるがままを理解するにはこの人と同じ種類の心を持っていたらを想像することだと考えます。相手の関心事に関心を寄せること(受容)です。

親としてまず行うことはこちら!

子供の発達段階を知り、子供の心に関心を寄せ、何に興味を持ってるかを知ること(観察)

いやいや期を考えよう

「お風呂入るよ」「いや!」

「服を着替えるよ」「いや!」

「ご飯食べるわよ」「いや!」

「寝るわよ」「いや!」

魔の2歳、悪魔の3歳と言われるいやいや期。無理やりさせようもんならギャン泣きで、ママもパパも疲れ果てますよね。始まるのは2歳くらいからで、個人差はありますが4歳くらいまでには収まってくると言われます。

程度も様々、現れ方は子供の性格にもよります。
自分でやりたい気持ちと半面、母親に見守ってほしい気持ちが混ざっています。

いやいや期の原因

親にとってはちょっと大変ないやいや期ですが、こうなるのは脳が関係しているんです。

言葉で気持ちを表現できないもどかしさ

理性を司どる脳の前頭前野が未熟で感情を司どる扁桃体をコントロールできないため

こんな時貴方はどうしてますか?

子供と一緒に大声を出してませんか?一度落ち着きましょう!深呼吸しましょう!
子供の関心に関心を寄せてみましょう!

言葉にできないどんな気持ちがあるのか観察してみましょう!

最近小さな子供には感覚の敏感期と呼ばれるものがあるのがわかってきました。

大人からみるといたずらに見えたり、理解できない行動があります。
引き出しを全部引き出す、ドアを開けたりしめたり・・

これは、子供が自分の体を使って音や手触り、動きなどの感触を確認して練習している事のようです。また秩序の敏感期というものもあります。物事の順番や場所、習慣などです。

お風呂はこのパズルが終わってからとか、スプーンは真っすぐ直角に置くとか、おもちゃの片付ける順番とかその子々のこだわりのようです。

この敏感期は体を動かしたり、繰り返すことにより洗練させ動きその物を獲得していく時期です。集中して行っているため中断させると怒って泣き出し暴れたりします。

この考え方を知り、我儘じゃないんだ!いたずらじゃないんだ!と納得しました( ´艸`)

敏感期が丁度いやいや期にあたるようです。集中している時間は静かに見守り、満足するまですることが大切だと言われます。それが子供にとっての獲得ってことなんですね。

アドラー心理学では子育ての目標は自立(共同体感覚を身に着けること)です。子供を信頼して子供が伸びたい方向を察知してそれを支えてあげるだけでいいんですね。

アドラー心理学、子育て、共同体感覚は親子で実践して幸せを広げよう!アドラー心理学には共同体感覚という概念があります。 アドラーはこの共同体感覚が、幸せの最終目標だと考えます。 共同体感覚を親...
  • 自分でやりたいことは時間の許す限り子供にしてもらう(他者信頼)
  • 必要だと感じた時は「手伝っていい?」聞く(横の関係)
  • できた時は一緒に喜び、失敗した時はどうしたらいいかを子供と考える(勇気づけ)
  • 子供目線にあわせて道具や場所などの環境調整する

言葉が通じない時期は苦労も多いですが、反面この時期の子はマネが得意です。ゆっくり親がやり方をみせましょう!

まとめ

  • 幼児期は自律、自主性を獲得していく大切な時期
  • 子供に心を寄せ、親は環境調整をすることで大切な時期を支えていきましょう

一見理解できないような幼児の行動もそれ自体が目的なのだなあ、成長しているんだなあとわかりましたね。子供をよく見てながーい目で一緒に育っていきましょう!