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アドラー心理学

たった1つで大きく変わる! 子育てに悩む父親必見のアドラー心理学の教え

アドラー心理学に学ぶハッピー子育てブログをご覧くださりありがとうございます。
このブログでは、子育てに役立つアドラー心理学の教えをご紹介しています。

さて、以前は、子育てと言えば母親が中心でしたが、最近では、「イクメン」などの言葉が頻繁に聞かれるように、父親の育児への参加や、家事分担の機会も増えてきました。

でも、子供との接し方に悩む父親も多くいると思います。
今回は、そんな父親の悩みを解決するアドラー心理学の考え方をご紹介したいと思います。

目次

父親が子供との会話でやってしまいがちなこと

男性のコミュニケーションスタイルを知ろう

一般的に、女性に比べて男性は、コミュニケーションは、「目的を達成するための手段になりがち」と言われています。

意見を交わすことで問題点を明確にしたり、信頼関係を気づくことで交渉で優位に立ったり、あるいは、相談に的確なアドバイスを与えようとしたり等、目的のためにコミュニケーションを取ることが多いと言われています。

普段の何気ない家庭での会話が、仕事での会話と同じように、目的を達成するためのロジカルなコミュニケーションに偏ってしまいがちな男性はきっと多いと思います。

子供の勇気をくじいていないか

でも、子育てにおいても、このコミュニケ―ションスタイルままだと、どうなるでしょうか?

子供がふとした時に学校での悩みを相談してくる、そんな時に子供に対し、問題点を明確にしようとしたり、あるいは、アドバイスを与えるなどしてしまったらどうなるでしょう?

この状態は、子供の課題は子供の課題と割り切る「課題の分離」が出来ていない状態になってしまいますね。アドラー心理学では、あらゆる対人関係のトラブルは、他者の課題に土足で踏み込むことによって引き起こされるとしていました。

また、一方的にアドバイスを与えることは、「このやりかたであれば上手く行く」といった具合に、子供を操作しようとすることにも繋がってしまいます。

アドラー心理学では、このような操作を目的とした関係を「縦の関係」として否定しています。「縦の関係」では、子供は自分から問題を解決しようとする意欲を失ってしまう、いわば「勇気をくじかれた状態」になってしまいがちです。

相手に関心を持つのでなく、相手の関心に関心を持つ

「横の関係」を築くために「共感」してみる

アドラー心理学では、あらゆる「縦の関係」を否定し、すべての対人関係を「横の関係」とすることを提唱しています

では「横の関係」を気づくためには何が大切なのでしょうか?

「横の関係」を気づくうえで大事なことは「共感」です。

例えば、「子供が習い事に行きたくない」と言い出した時、まずは、「どうして習い事に行きたくないの」と聞いてみましょう。子供なりに色々な理由が出てくるはずです。

そのうえで、「なるほど、教えてくれてありがとう」と子供の感情に寄り添ってみる。

そして最後に、「でも、お父さん/パパはこう思うんだけれどもどうかな」と、習い事を休むことで生じる心配ごとを伝えて子供に考えさせる機会を与えてみる。

それでも、子供が行かない場合もあると思います。でも、そんな時は「課題の分離」を心掛けて、子供に決断を委ねてみましょう。そうすることで、子供も自らの課題に積極的に向かって行くことが出来るようになります。

「共感」できるために必要な考え方

では、課題解決型に走りがちな男性が、「共感」できるようになるうえで、どのようにすればよいでしょうか? アドラー心理学を提唱したアルフレッド・アドラーの言葉が、その方法を端的に示してくれています。

相手に関心を持つのでなく、相手の関心に関心を持つ

相手が関心を持っていることに目を向けるので、感情的にならずにすみ、会話の仕方も変わってきます。

まとめ

ここまでご覧いただき、ありがとうございます。今回は、以下の点をお伝え致しました。

  • 男性のコミュニケーションは課題解決型になりがち。
  • でも、それを育児に持ち込むと、子供との関係を悪化させてしまう可能性がある。
  • 大事なことは「共感」を示すこと。
  • 共感できるためには、「相手に関心を持つのではなく、相手の関心に関心を持つ」ことが大事。

いかがでしたでしょうか。

ちなみに、この方法は、子供に対してだけでなく、奥さまにも効果大です。

共感を示すことで、子育てをめぐるコミュニケーションがとてもよくなると思いますので、是非試してみてください。