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アドラー心理学

アドラー心理学式子育て「パセージ」3~5歳児への接し方のコツ!

パセージとは、アドラー心理学に基づいた子育てプラグラムです。
褒めず叱らず勇気づける事や、自分には能力があって、みんなが自分の仲間であると子どもが感じられる事を目標としている事などが特徴です。

ぐんぐん成長してくる3~5歳頃の子どもって、とっても喜ばしいことですがエネルギッシュすぎて、(笑)悩む方も多いのではないでしょうか。
この時期の子どもの発達を知り、子どもの行動を知る手助けになれば嬉しいです♪

※あくまでも年齢は目安で、成長スピードは個人差があるので、あてはまらなくても子どもに合わせた接し方でOKです。

目次

2語文が話せるようになる(3~5歳)

どんどん言葉が通じるようになり、言葉の表現力や記憶力も発達してきます。
ただ、大人とは違うところが予測する力がないという事です。

これをしたらどういう事が起きるか?ということが良く分かっていないので、高い塀からジャンプして飛び降りたり道路に飛び出したり・・危ない行動をしてしまいます。
これは命に関わる事なので、なぜ危ないのかを大人は教える必要があります。
その時のポイントが、やはり怒らない事。
子どもの挑戦する勇気を奪わないように、冷静に接することを心がけましょう。

また、この時期の子どもは大人とは違う世界観で生きています。独特の感性や論理に驚くこともありますよね!ぜひ、この考え方を否定せず、大切にしてあげてください。

そして、子どもに沢山話しかけたり遊んであげるのはとっても大切なのですが、頼まれていないことを先回りしてやってしまう事は避けましょう。
子ども自らが行動して学ぶ機会を奪う事になってしまうし、「何か困った時はお母さん/お父さんがいつでも何とかしてくれる」という不適切な学びを得てしまうかもしれませんね。

散らかったおもちゃを毎回親が片付けていたら、「お父さんが間違っておもちゃを踏み壊してしまった」「なくしてしまった」など、片付けが大切だと思える経験をすることができません。

3~5歳の課題と得られるものは?

アドラーと同じく心理学者であるエリクソン。
彼は人間の一生を8段階に分け、段階による課題と危機、獲得する要素などをまとめています。
保育士さんも学んでいる発達段階なので、アドラーと合わせて覚えておくと理解が深まります!

3~5歳頃~積極性対罪悪感~

この時期は遊戯期(ゆうぎき)と呼ばれ、保育園や幼稚園、公園などでお友達と遊ぶことが多いですよね。
好奇心旺盛で、いろんな事に対して興味を持ち、「なんで○○なの?」「どうして?」となんで連発攻撃が始まります!!
エネルギーが有り余っているような状態で、全部に対応するのは相当な気力が必要ですよね・・

ただここで怒ったり、迷惑そうな態度をとってしまうと子どもは罪悪感を持ってしまうので、余裕がある時はなるべく応えてあげたいところです。先輩ママさんのアイデアとしては

  • 「なんでだと思う?」と逆質問してみる
  • 図鑑を買って自分で調べてもらうor一緒に調べる
  • なんでだろうね~?と一緒に考えてみる

などが挙げられていますので、取り入れてみてはいかがでしょうか。

もちろん、やっちゃいけない事やマナーなど、適度なしつけは大切です。知りたいことや、やりたいことの経験を通して、「自分がなぜこれをやりたいのか?」目的意識を持てる子に育っていきますよ。

子どもの話を聞き流していない?

勇気づけとは、子どもが「まわりは自分の仲間だ」と思える接し方をすることです。
子どものする話はまとまりがなく、長くなってしまいがちですよね。
そこで結論を先読みして遮ったり、あらすじを勝手に予想して当てはめて聞き流したりしていませんか?

子どもは、何か目的があって私たちにその話をしてくれているので、可能な限り子どものほうを向いて、ゆっくりと聞いてあげることで安心感を与えることができます。

途中で黙ってしまった時は話をまとめている時かもしれないので、急かさず待ってあげましょう。こうして子どもはお話が上手になってくるし、「親はちゃんと話を聞いてくれる、味方(仲間)だ」と思えるようになっていきます。

親の意見を言う前にしっかり最後まで話を聞く。子育て以外にも活かせますね!

まとめ

  • 3~5歳頃は予測力を育みながら挑戦を見守る
  • 好奇心を否定せず、なぜ?と向き合う
  • つたないお話も、成長している過程!

エネルギッシュすぎるこの時期の子どもたち。「身体がいくつあっても足りない!」

完璧は目指さず、休めるときは休み、頼れる時は頼りましょう!
なんで攻撃だって、「わかんないからお父さん/幼稚園の先生に聞いてみて!わかったら教えてね」でもいいんです。出来る範囲で勇気づけを始めてみませんか?