「あ~!また兄弟喧嘩してる!
お兄ちゃんなんだから、我慢して!」
兄弟同じように育ててきたつもりだけど
性格が、まるっきり違いますよね><
毎日毎日、何回喧嘩するの?
うるさいし近所迷惑だし、ずっと泣いてるし
聞いてる親もウンザリ。。
だから、間に入って喧嘩を辞めさせたり時には叱ったり
本当大変ですよね><
なんとか兄弟仲良くしてくれないかな?
そう、思っているあなたに♪
明日から、兄弟喧嘩を減らす方法をお教えします(`・ω・’)
目次
兄弟喧嘩が起こる原因
兄弟は本能的に全然違う性格に育つ?!
上の子は、ヤンチャだけど
下の子は、天真爛漫。
こういった性格の違いは、実は兄弟がいるからこそ違う性格に育つんです!
子どもにとって、”親に注目され愛される”ということは最大の目標なのです。
なんなら無意識に毎日愛されるために行動しています。(笑)
そして他の兄弟よりも親に注目してもらえるよう、
他の兄弟よりも自分が得意な分野などを見つけます。
このような事が積み重なり、兄弟とは異なった性格が構成されていきます。
アドラー心理学では、兄弟を比べるのではなく
その子自身の良いところを伸ばしていくことがとても重要だとしています。
ですが、親がついつい兄弟同士を比較したり(例:お兄ちゃんは何歳で〇〇できたよ)
やる気を出させるために兄弟同士を競わせたり(例:どっちが早くできるかな?)
このような考えが根本にあると、子どもの受け取り方や結果次第で喧嘩になってしまいます。
子どもの個性や良いところに注目し、決して兄弟と比較したりせず
子どもひとりひとり違って、そのままでいいと認めてあげて下さい。
次第に、自分が得意な事で兄弟の事を助けることができる関係を作っていき
身近な兄弟間で、”誰かを助けること”を学ぶことで
将来、他人に対しても自然に手を差し伸べられる人間になります。
兄弟喧嘩を親が止めるとダメ?!
兄弟喧嘩を止めてはいけない理由・・
それは、止めること自体ではなく兄弟喧嘩を止める際の声掛け次第で
子どもの受け止めかたが大きく違ってきてしまうからなのです。
喧嘩を止めるときって、まず何て声をかけますか?
「どうしたの?なんで喧嘩になっちゃっちゃの?」
そう親が聞くと、子どもは”お兄ちゃんが○○してきた”や”○○が勝手に使った”等
子ども各々の言い分や状況を言ってくるでしょう。
親はここで喧嘩を終わらせるために、「○○が悪い!謝りなさい!」と叱りませんか?
これが、良くないんです!!この「○○が悪い!謝りなさい!」の部分です!!
これを言ってしまうと、どちらかは正しくてどちらかが間違っている!と親が決めた事になります。
この親が決めたことにより、正しいと判断された子どもは
「よっしゃ!勝った」と思ってしまうのです。
間違っていると判断され謝った子どもは
「いつも負ける」「どうせ自分の味方は誰もいない」と思ってしまいます。
親が、喧嘩を止めることで兄弟間の勝ち負けをつけてしまいます。
”悪いと思ったなら、謝る”ことが大切です。
親が悪いか悪くないかを判断して、謝らせることを強要してはいけません。
もし、どちらも謝らないようであればそれはそれでいいのです。
謝らなくても、どうしたら仲直りできるか子どもに考えさせてみて下さい。
お互い折り合いをつけて、解決方法を自分たちで見つけ出せると思います♪
解決するのは親ではなく、子どもに任せる?!
アドラー心理学では、解決すべき問題は、問題の当時者が本人同士で解決するべきだと考えます。
これを「課題の分離」と言います。
兄弟喧嘩の当時者は誰でしょうか?
兄弟ですよね?親ではありません。
なので、親が間に入って喧嘩を辞めさせるのではなく
兄弟が自分たちで解決するべきなのです。
「課題の分離」には、大きなメリットがあります。
それは子どもの自立に繋がることです。
自分で考え、自分で行動し、その結果が経験になり自立の手助けになります♪
親が喧嘩を辞めさせないで本人同士に任せるとは言っても、
なかなか急には難しいかもしれません。
昨日までは、親が喧嘩を辞めさせてきたんですからね><
そういう場合は、「仲良くするには、どうしたらいいと思う?」と
子ども達に、考えさせるのも良い方法です♪
まとめ
- 兄弟同士を比較せず、それぞれの個性や良いところを認める
- 親が喧嘩を止めるのではなく、子どもに仲直りする方法を考えさせる
- 兄弟喧嘩を子どもの課題とすることで、自立に繋がる
兄弟喧嘩も含めて兄弟がいる事は、
子どもの成長段階において、とても良い影響を与えます。
そして、親である自分が将来いなくなってしまったとしても
子ども達同士、兄弟で支え合いながら生きていきます。
今は、その支えていける能力を育む時期です^^
大変な時期ですが、一緒に楽しく子育てしましょうね♪