アドラー心理学に学ぶハッピー子育てブログ
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アドラー心理学

アドラー心理学と子育て|『嫌われる勇気』を赤ちゃんに教わる!?

アドラー心理学をベースにした子育て術。
すぐに効果がでるものじゃないことはわかっていても、

「なかなか効果がないなぁ。」
「自分には難しいなぁ。」

と、挫けそうになっていませんか?
何事も成功すればハッピーになれるし、ハッピーになれることは続けやすいですよね。

そんな成功経験が自分にもあればなぁ。
と思っているあなた!

あなたは既にアドラー流の子育てに成功しているかもしれません♪

目次

赤ちゃんの頃には成功している!?

アドラー心理学をわかりやすく解説したベストセラー、
『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』(岸見 一郎/古賀 史健:著)

こちらはビジネス書という位置づけですが、
著者のひとり、岸見一郎さんは子育てをきっかけにアドラー心理学と出会ったのです。

アドラー心理学では、親と子は対等の関係です。

ですが、さすがにアドラーも産まれたばかりの赤ちゃんと親が対等であることは求めていません。
無力で、尊くて、泣くしかできない赤ちゃんのために、親は奔走するしかないのですから。

アドラー心理学なんてぜんぜん役に立たないような気がする赤ちゃん。

今は子供がもう小学生でも、中学生でも、高校生でも、
必ず赤ちゃんだった頃があるはずです。

私が赤ちゃんを育てる中で、
これこそアドラー流の子育て大成功の瞬間だ!!バンザーイ!!
となった経験をご紹介します。

赤ちゃんが教えてくれる「見守り」と「課題の分離」

赤ちゃんが産まれてから3、4ヶ月。
ひとまわり大きくなって、首が座ってきました。
そして寝返りの練習を始めました。

横を向いて、顔を真っ赤にしながら足をひねって、手をうーんと伸ばして…

そんな時、
「寝返りしたいんだね!手伝ってあげるよ!」
って、赤ちゃんをひっくり返してあげますか?

赤ちゃんが初めて寝返りする瞬間をこの目で見たい!
そう願いながら、暖かく見守りました。
心の中で大声援を送りました。

そして赤ちゃんがケガ・窒息・誤飲をしないように気を配ります。

固いもの、尖ったものは無いかな?
ふわふわのクッションや布団に顔を突っ込んだりしないかな?
口に入っちゃう小さなものが落ちていないかな?

これが「見守り」です。
赤ちゃんが自分で寝返りしようとしてるのを見てるだけ。
でも放置ではありません。
赤ちゃんの周囲に危険がないようにサポートしています。

アドラー心理学の「課題の分離」にあてはめてみましょう。

赤ちゃんの課題「寝返り」
親の課題「危険の排除」です。

赤ちゃんが自分で寝返りできるようになって欲しいので、
「赤ちゃんの寝返り」は、親の課題ではありません。

赤ちゃんが寝返りしようとする姿を見ていたとき、
「見守り」に成功しています!
「課題の分離」にも成功しています!

赤ちゃんだったら失敗しても「叱らない」

もしこの日、赤ちゃんが寝返りできなかったとします。

がっかりしてしまいますか?
期待はずれだ!とイライラしてしまいますか?

あんまりできないと、ちょっとはもどかしい気持ちになるけど、
できないからといって叱ったりしません。
赤ちゃんに「なんでできないんだ!がっかりだよ!」なんて言いません。

寝返りできるのは明日かな?明後日かな?もっと先かな?
ワクワクしながら待ちました。

私の子供が赤ちゃんだった頃は、寝返りしたくてもなかなかできなくて、
何度も何度も体をひねっているけど、そのうちに疲れてそのまま寝ちゃうのが定番でした。
それもまたカワイイわけです。

このワクワク感できなくてもカワイイという感覚をぜひ思い浮かべてください。
失敗しても、ありのままを受け入れ「叱らない」に成功しています!

叱らない育児をしたいけど、どうしてもイライラしてしまうのは、
もう仕方のないことかもしれません。

今はできないことでも、いつかできるようになる!
と、イライラワクワクに変換できると、叱らないで済むのです。

寝返りができるようになったら、動き回るので心配事が増えるのは否定できません。
それでも、寝返りできるようになって欲しいと思います。
心配だから寝返りさせない、とは思いません。

叱るのもイライラするのも、とても疲れます。
そのエネルギーを何か別のことに使いたいものです。

嬉しいときは「褒めない」

ついに赤ちゃんが寝返りに成功!
やったー!バンザーイ!です。
自分のことのように、いや、それ以上に喜びました。

子育てってなんて楽しいんだろう!
と、めちゃくちゃハッピーになる瞬間です。

「おーーー!!パチパチパチパチ!!(拍手!!)」
「やったー!頑張ったね!!」
「やっと寝返りできるようになって嬉しい!」

赤ちゃんが寝返りしたときに、こんな風に言ったあなたは、
「褒めない」に成功しています!

これって上から目線の「褒め」じゃないですよね。
いつか寝返りできるとワクワクしながら待っていた。
赤ちゃんを信頼して待っていたんです。
自分のことのように嬉しくて、自然と褒めない勇気づけになっています。

すごーい。上手だね。えらいね。やればできるじゃない。
上から目線で、こんな褒め言葉も言ってたかもしれません。
この際、それは横に置いておきましょう。

赤ちゃんがドヤ顔で、「どう?すごいでしょ?」と言ってるように見える日もあります…。
それってカワイイですよね。

寝返りに失敗してもカワイイし、成功してもカワイイ

この失敗しても成功しても変わらずに受け入れるということ。
子供が大きくなってくると成功した時だけカワイイになってしまって、
難しくなっちゃうんだと思います。

まとめ

  • 赤ちゃんの寝返りを見ていたら「見守り」と「課題の分離」ができている
  • 赤ちゃんが寝返りできなくても、できるまで待っていたら「叱らない」ができている
  • 赤ちゃんが寝返りできたとき嬉しかったら「褒めない」ができている

見守る褒めない叱らない

子供が赤ちゃんの頃は、自然とできていたことだと思いませんか?

成功経験があると、やる気や自信がでてきます。
挫けそうなときは、赤ちゃんが寝返りできて嬉しい気持ちを思い浮かべて、
ちょっとだけ楽になりましょう♪