アドラー心理学に学ぶハッピー子育てブログ
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アドラー心理学

アドラー心理学の子育て中”勇気くじき”を知らず知らずにしてるかも?

勇気づけじゃないの?それも知らず知らず?勇気くじき?それってなに~!?
わけわかんない(>_<)と思われた貴方

大丈夫!心配いりません(^^♪

今日は、勇気くじきとはなにか?

そして知らないうちにやってしまってることはどんなことか?
詳しくみていきましょう!

目次

勇気とは

アドラーは
人は自分に価値があると思えた時にだけ勇気が持てると言います。

勇気は困難を克服する力です。

自分はできるという自信は行動を積み重ねることにより形成されます。

勇気づけと勇気くじきの違いとは

 

アドラー心理学では
私は仲間(共同体)のためにできることがある(貢献感)という共同体感覚を
幸せの究極のもの
と定めます。

子育ての目標は共同体感覚を身に着けることです。

そのために必要となる援助が勇気づけという方法です。

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勇気づけとは

子供を自立へ向け援助することを勇気づけと言います。

  • 結果だけでなく相手の行ってきた過程に目を向け相手の心に寄り添うこと
  • ありがとう、助かった、うれしいなどのプラスの気持ちを相手に伝えること
  • 子供を信頼して見守っていると伝えること

勇気くじきとは

勇気づけと対になる言葉です。

勇気をうばってしまうような言葉や行動をしてしまうこと。
否定する、馬鹿にする、他と比較する等です。

勇気づけ勇気くじきの具体例》

【子供が100点を取ってきた時】

(勇気くじき)そのくらい、できて当然。○○ちゃんは毎回100点とってるよ。

(勇気づけ )貴方が頑張たの知ってるよ。嬉しいね。お母さんもうれしいわ。

子供が50点だった時

(勇気くじき)なに!その成績。勉強しなかったでしょ?やればできるのに

(勇気づけ )そっかあ。できなかったんだね。残念だったね。がっかりしてる の?頑張ってたものね。また、頑張ればいいじゃない

こんな感じです。勇気くじきは結果や能力に注目します。
それに比べ勇気づけは過程や態度に注目します。

上の例はとてもわかりやすいですね。
頑張りに注目しない、結果ばかりでその子を判断したり否定していますね。

知らないうちに勇気をくじく場合

親が子供を無意識のうちに勇気をくじく場合があります。

それは、褒める、褒美を与える、誰かと比較する、
できているところでなくできていないところに注目するなど
です。

100点取ったの?すごーい。えらいわね。○○ちゃんに勝ったわね

100点取ったの?すごーい。ご褒美あげるね。

よくやったりしませんか?誰かと比較して褒めたり、ご褒美をあげたり、
これはすべて子供を親がコントロールしようとする縦の関係です。

褒めるのはなぜダメなのか?

それは褒められることで自分の達成感より、褒めた人に視点が向いてしまうからです。

長く続くと褒められるための行動をするようになったり、
褒められないと自信がもてなくなったりして自立を阻害することになります。

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我が家の勇気くじき

私の娘が小学生の頃、ピアノで覚えたてのスマップの夜空のむこうを弾いてました。

祖母が「○○ちゃんそればかり弾いてないで、クラッシックも練習したら?」と言い
娘が泣き出したことがあります。

母に訊ねると、「上手に弾いているから、もっと上手になってほしかったの。」と
困った顔をしてたのを思い出しました。

頑張ってほしいの激励のつもり勇気くじきになってしまったようです。
難しいもんですね。

アドラー心理学では勇気づけをすすめます。
勇気づけは子供の力を信じて一緒に育っていく方法
です。

勇気づけを日常で行う方法

話はよーくわかったわ。勇気くじきは良くないし、
言葉や態度に注意を払わなくちゃいけないよね、

でも考えていると言葉に詰まってしまいそ~😢

知らないうちに子供の勇気くじいちゃったらどうしようと、不安な貴方。
まずは、自分の勇気づけが必要かも(笑)

さあ、見ていきましょう!

自分を勇気づけてみましょう

子供や旦那さんを勇気づける前に自分自身を勇気づけることが大切です。
毎朝鏡をみてにっこり笑ってみる。

そして自分に声をかけてください。
毎日ご苦労様、よく頑張っているよ。ありがとう!

自分に一番フィットするポジティブワードを続けてみましょう。
効果絶大です!

子供への勇気づけテクニック

子供との何気ない日常の会話の中で意識してみましょう♪

①結果より過程に注目する(頑張った姿や方法)

②そのなかで、親が感じたエピソードを子供に伝える

③子供に工夫したところを訊ねる

【100点とってきた時の対応】

すごいなあーだけで済ませるのでなく

①頑張ってきたもんね(過程に注目)

②毎日遅くまで起きて勉強していたね(エピソード)

③今回のテストで一番難しかったのはどんなとこ?(工夫した事を聞く)

こんな風に・・そして

嬉しいの?お母さんも嬉しいよ。話してくれてありがとうと
感謝の言葉をつけたら勇気づけ🌸丸です。

あ、ほめちゃった、あ、叱っちゃったとあまり神経質にならず、
勇気づけテクニックを意識しながら続けていくと徐々に身についていきます。

まとめ

  • 勇気とは困難を克服する力です。行動することで自信がついてきます。勇気づけは自信を育む援助です
  • 勇気くじきは勇気を失うような言葉かけや行動。その中には気が付かずにしてしまうこともあるので注意
  • 自分への勇気づけや子供のやる気を引き出す言葉かけを練習していこう

アドラー心理学はお稽古事だと言われます。
ゆっくり何度も取り組みながら日常生活に活かしていきましょう♪