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アドラー心理学

アドラー心理学を活かす!子育て中でも仲間がいると感じるには?

アドラー心理学で欠かせない概念の一つに、共同体感覚というものがあります。

この共同体感覚が十分に育っていると、周りにいるのは敵やライバルではなく大切な仲間だということに気付き、勇気をもって物事に挑戦したり、時には周りの人に頼りやすくなります。

今はワンオペ育児なんて言葉もありますが、ひとりで頑張るのはとても大変なこと。
共同体感覚を育み、まわりが仲間だと感じられるコツをご紹介します♪

目次

共同体感覚とは仲間意識

共同体とは、家族や会社、大きな範囲でいえば日本に住む人、地球人・・など、自分が属するグループのことです。

自分がそのグループ、つまり仲間の一員であり、

  • みんな仲間だから、ありのままで大丈夫という安心感
  • 困ったときは頼り、時には頼られる信頼感
  • その仲間たちに貢献することで喜びを感じられる

このように気持ちが育つと、幸せを感じられ、満たされるようになります。

親がすべきことはたった1つ!子供の共同体感覚を育てるアドラー心理学による子育て人が幸せになるために必要なことって、なんだと思いますか? アドラー心理学では、幸福になるために必要なことは共同体感覚を得ること、と...

子育て中でも仲間がいると感じられるコツ

さて、箸の持ち方は自分が知らないと子どもには教えられません。
共同体感覚、仲間意識も同じです!
普段から孤独感が強かったり、周りを頼ることが苦手と感じた方は、まず自分の意識から変えていきましょう。

頼るのは悪い事ではないと知る

アドラー心理学は自立した人間性を育むことに役立つと言われています。

アドラー心理学の課題の分離とは?子どもの自立を促すための簡単な方法とは?アドラー心理学はご存じでしょうか? アドラーとは、1937年に67歳という若さで 短い生涯を遂げたオーストラリア出身の精神医学者...

自立した人間になろうと考えた時に、
「人に頼ってばかりじゃダメだな・・・」と思いましたか?

それはちょっと違います!

人間はひとりで生きていけないからこそ、仲間を必要とし、仲間がいることに幸せを感じます。

上手に頼るコツとして、「沢山の頼り先を持つ」という考え方があります。

仕事でも育児でも、自分のキャパを超えると負担に感じますが、範囲内なら力になりたいとか、手伝ってあげようとか思えますよね。
頼られることで、自分が貢献できるチャンスがもらえるんです。

頼る=依存と悪く囚えていませんか?
ひとつの薬品が、適量なら薬に、多すぎると毒になるように・・・塩梅を考えれば、依存だって頼もしい味方になるんですよ♪

忙しいだろうし・・
負担になりそうだしな・・
と考えるのは、素敵な心遣いですが、あくまでも推測にすぎません。

ひとりで頑張るのは孤独なのはもちろん、子どもの教育でも何でも親がやってしまうと、経験の場数が踏めませんよね。

家族や友人に頼るのはもちろん、転勤などで親しいひとがいなくても、SNSや代行サービス、便利なものがたくさんありますよ!

あなたはどんな頼り先をつくれそうですか?
「頼るのは悪い事」という思い込みは捨てちゃいましょう!

自分の時間を持つ

最近は在宅で仕事をするひとも多く、ますます自分の時間が減ったことにストレスを感じている人も多いのではないでしょうか。

孤独感を抜け出すためにも、自分を知り、受け入れる自己受容は必要不可欠です。
自分を受け入れられないまま、他者を受け入れるのは難しいからです。

そのためにも自分と向き合う時間が必要ですが、子育て中は中々難しいですよね。

そこで、30分でも早起きして自分と向き合う時間を作ってみるのはいかがでしょうか。
夜や子供のお昼寝中でもいいですが、1日の終わりだとパワーが残っていないかもしれません。

ゆっくりと好きな飲み物を飲んだり、音楽を聴きながらでもいいですね!

昨日はこんな良いことがあったな
〇〇がうまくできなかったな。今日はこうして工夫してみるか
夫の「〇〇」という言葉にイラっとしたんだけど、なんでだろう?
私はどうしてほしかったのかな

日記帳やアプリでぜひ振り返ってみてください。
あの時なぜ怒りを感じたのか?つらくなったのか?
感情的になった時には、根本の気持ちに気づいていないことも多いです。

特に怒りは二次感情と言われ、その根本には一時感情である
悲しみ・心配・寂しさ・傷つき等が隠れています。
あなたにはどんな感情が生まれて、本当はどうしたかったのでしょうか?

私は家族より1時間くらい早く起きて、日記を書いたりストレッチしたりしています。
特に書くことがない日は、録画したテレビを見たり読書も良いですね♪

感情はぶつけず伝える

自分の気持ちもわかったし、人に頼るのも大切だとわかりました。
よし、じゃあやってみよう!

「〇〇してよ!△△はしないでっていったじゃん・・・」
「私はいっぱいいっぱいなの!自分から手伝ってよ!!!」

・・・これだと仲間として協力しあうのは難しそうですね(笑)

気持ちを伝えるのはあなたの権利ですが、それを受け取って行動するかどうかは相手の問題で、自分にはコントロールできない課題です

逆に、何かお願いされても受け入れるか断るかもあなたの自由なので、無理にすべて引き受ける必要はないんですよ。
丁寧に断ったのに根に持つ人って、そうそういません。

また、感情をぶつけるようにしてしまうと、本当なら協力してもらえる事柄でも相手は受け取り切れません。剛速球のドッジボールは怖くて避けちゃいますよね!

感情的になりそうな時ほど、いつもよりも冷静さを意識して伝えてみてくださいね。
自分だけが大変、がんばっている・・なんてことはなく、みんな何かしら努力したり、大変さを感じていたりする、対等な関係なのです。

まとめ

  • 共同体感覚を育てる事が孤独感を抜け出すコツ
  • 頼る選択肢を増やそう
  • 自分の知る時間を作ろう
  • 感情や意見はぶつけず、丁寧に伝えよう

子育てに加え、在宅での仕事やイベントが増え環境の変化が多い方もいらっしゃるかと思います。ぜひ、工夫して自分の時間をつくってみてくださいね!