アドラー心理学に学ぶ子育てハッピーブログへようこそ!!
こちらでは、子育て中の貴方の不安や心配にアドラー心理学に基づいた子育て法をご紹介することで子育てを応援していきます!
今日は乳児期の赤ちゃんと希望と不安でいっぱいの貴方へお贈りします。
では!見ていきましょう!
目次
乳児期とは
出生してから1歳半くらいまでの間をいいます。この間の成長は人生の中でも一番大きな時期です。
身体面での発達だけとっても寝返り、お座り、はいはい、つかまり立ち、そして、早い子は一人で歩き始めます。
ママのお世話も大変ですよね。おむつ替え、授乳、入浴、離乳食、それにいつもの家事、睡眠不足でふらふらになりながらも頑張る貴方ご苦労様です。
赤ちゃんの人生の基本が形成される時期でもあります。
発達段階【基本的信頼感】とは
アメリカの心理学者であるエリクソン、E、Hは心理社会発達理論の中で、人は生涯を通して発達する存在としました。
人の発達を8つに分けその時期の課題や獲得されるものを示しました。
乳児期の課題は基本的信頼感を獲得することです。基本的信頼感とはありのままの自分を受け入れてもらえるという他者信頼、自分のままで価値があるという自己信頼、
そしてここにいていいんだという気持ちのことを言います。基本的信頼感はこれからの発達の過程で人間関係を作っていく原点になるものです。
ほら、なんだか似てると思いませんか?そうです!アドラー心理学でいう幸せの最終目標
共同体感覚(自己信頼、他者信頼、所属感、貢献感)です。
生まれて初めて体験する課題が共同体感覚なんて、すごい意味があるなあと思います。赤ちゃんはこの時期生活の全てをお世話してもらわなければ生きていけません。
貴方から言葉かけやお世話などの愛情を与えられ、甘えを受容してもらう経験を積み重ねることで、貴方に信頼を抱きます。
外の世界は安心、安全なんだと基本的信頼感が育っていきます。
この感覚を乳児期にしっかり経験できた子供は人生を力強く生きていけると言われます。大事なんですね。反対に獲得できない時人間不信が生まれます。
親は本当に大変な時期ですね。ただ、この基本的信頼感は常に満たしておく必要はなく、欲求が満たされない状態も経験しておく必要があると言われます。
これが人間の不思議ですね。
不快な気持ちを他者が満たしてくれる充足感が少し上回ることが大切であると言われます。
嬉しい気持ちは悲しい気持ちがあることでもっと嬉しさが増す、赤ちゃんが少し我慢することでママを幸せにできそれを循環させることが大事なんです。
バランスなんですね。人間の成長には快と不快はセットで必要なんですね。
夜泣き、黄昏泣き、グズリ泣きを考える
言葉がしゃべれない乳児期、ママやパパの育児の悩みの中で上位を占めているのが
理解できない泣きです。今、こんな悩みを貴方も抱えていませんか?
ミルクをあげて、おむつを替えたのに全く泣き止まない
思っている以上に声が大きく抱っこしてもだめだ
夜中に起きて睡眠不足でイライラ泣き止まなくてイライラ
余裕がなくて夫にあたってしまう
泣きたいのは親の方だ
体調が悪いわけでもなさそうなのに、なにをしても泣き止まない・・
最近の研究でどんな関わり方をしても生後1~2か月くらいに泣きのピークがあることがわかりました。
1日に4~5時間泣くこともざらだと言われます。それでも、徐々に生後5か月くらいになれば収まってくるそうです。
胎内から出て、赤ちゃんが新しい世界に順応していこうとしている事なんですね。
終わりは必ずやってくる、と自分に言い聞かせ対処方法を探してみましょう!
- 考えつくことを全てしてみる。(授乳、おむつ、だっこ、暑がってないか等)
- 体調を確認(熱、顔色、ぐったりしてないか、水分は足りてるか等)
- ビニールのクシャクシャ音をきかせたり掃除機の音を聞かせたりしてみる
- 赤ちゃんの泣き声が響くのが気になるようなら、事前にお隣近所に挨拶しておく
- おなかにいた時の状態を思い出させる。おくるみでくるんでみる
(おくるみでの寝かしつけの方法の動画は、こちら▼)
- おなかの中で聞いていた音に近い音を聞かせてみる
(お腹の中で聞いてた音に近い音の、動画はこちら▼)
https://youtu.be/0DDnuza56Hg
- バウンサーを使ってみる ここちよい振動で眠りにつくこともあります
最後に…
もう限界とイライラが抑えられなくなったら
赤ちゃんを安全なベビーベッドなどに寝かせてその場を離れましょう!
10分~15分ゆっくり、お茶をのんだり、メールをしたりして気分転換してみましょう。
無理やり泣き止ませようとしない、イライラして当然、パパやママが悪いわけではない、
なんとかなる、腰を据えてどうしたら親子が心地よくなるのか考えていきましょう。
アドラーを紹介する書『しあわせになる勇気』では
他者を愛することよってのみ、自立を成しえる、他者を愛することによってのみ共同体感覚にたどり着く
夫婦で協力し、時には親族、友人に助けを借り子供に関心を寄せて行動する姿勢は必ず、
何があっても私は大丈夫という子供の自己信頼を育てるものだと思います。
まとめ
- 乳児期の発達課題基本的信頼感はアドラー心理学の自己信頼、他者信頼、所属感に通じるものである。
- 子供の泣きは必ず終わる時期がくる。子供の環境や気持ちを想像しながら試してみよう
- 乳児期は子供に基本的信頼感を獲得させる大切な機会であると同時に親にとっても愛することを学ぶ大きな機会となる
乳児期はとても大切な時期、人間信頼の基礎を築くことをめざしながら、疲れた時は先輩ママやSNSを使って仲間をみつけたり、専門機関に相談しながら粘り強く乗り切っていきましょう。