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アドラー心理学

アドラー心理学の子育て方法♪他者貢献を子供に教える簡単な方法

他者貢献とは、自分が何らかの形で、他者(社会、職場など)に貢献していると思うことです。
アドラー心理学では、人間の幸せの条件の1つとして「他者貢献」が必要不可欠だと考えます。

人が感じる幸福感はホルモンによる影響が大きいと言われています。
このホルモンをオキシトシンと言い、別名「幸せホルモン」と呼ばれています。
これは特にスキンシップで分泌されますが、
実は人に親切にすることで高めることができるんです!

今回は、「人に親切にすること=他者貢献を子どもにどのように教えるのか?」をテーマにお伝えさせて頂きますね♪

目次

他者貢献って?自己犠牲じゃないの?

貢献という言葉には抵抗感がある人がいるかもしれません。他者のことを考えることは少しも自分の得にならないのではないか。他者貢献は自己犠牲ではないか、と。

他者貢献は、自己犠牲ではなく自分の為の行動に繋がります。
「人に親切にしてもらった側の人」
「人に親切にしてあげた側の人」
どちら側の人が、たくさん幸せを感じると思いますか?

答えは、「人に親切にしてあげた側の人」です。

意外ではありませんでしたか?
良かれと思って親切にした側の方が、幸せな気分になるのです。

親切にすることで、ストレスも少なくなる

近年、アメリカのとある大学で、“親切”の効果が研究されました。
その発表によると「人に対する援助行為が、自分のストレスを軽減してくれる」という結果が導き出されたそうです。

日常の感情や経験を2週間報告してもらったところ、
何かしらの援助行為を行った人はポジティブな気分になり、幸福感が増し、
反対に援助行為が少なかった人はネガティブになり、幸福感も少なかったという結果に。

日々の育児では、ストレスが溜まってしまって
発散出来る環境も、なかなか作ることが難しいかと思います。

ですが、誰かに親切にしたり助けてあげることで
ストレスが少なくなるのです。
公園のごみを1つ拾うことでも、困っている人に声をかけることでも
ほんの些細な事で大丈夫です。
意外と簡単にストレスが少なくなっていくはずですよ^^

実際に先日、子どもと散歩の途中に道に迷っているおばあちゃんに声をかけてみました!!
なんだか、帰り道は晴れ晴れとした気分になりましたよ♪

他者貢献を、子どもに教える方法

切は大げさなことではなく、些細なことでも「誰かのために」行動することです。
でも「親切」とは具体的にどのようなことをすれば良いのでしょう?

なんとなく「困っている人を助ける」というイメージはあるかもしれませんが、
正直言って困っている人には、毎回は出会いません。(笑)
「親切」に何をしなければいけないというルールはありません。
例えば、

・重いものを持ってあげた
・手がふさがっていた人に、ドアをあけてあげた
・迷っている人に道を教えてあげた

このような親切は、目の前に困っている人がいて、それを解決してあげるというものです。

でも、そうではない「親切」もありますよね。
例えば、

・ゴミが落ちていたので拾った
・次の人の為に、トイレを綺麗に使った
・スーパーで落ちていた商品を拾って元の場所に戻した

これらは行動する瞬間、目の前に困っている人がいるわけではありませんが
「嫌な気持ちになるだろうな」「困ってしまうかもしれないな」という想いから行動しています。

「不安な人や困っている人を助けたい」「みんなに気持ちよく生活してほしい」という行動から起こす行動はすべて“親切”なのです。

優しさと思いやりのある子どもに育てるためには?

まずは親がお手本になる

思いやりのある子になってほしいと願うのであれば、まずは親がお手本になる行動をすることが近道です。
親自身が何気なくする行動を、子どもはよく見ています。

見ず知らずの人に対しても親切にすることが、人間関係の中では必要なのだと、
次第に学んでいけることでしょう。
お手伝いできる状況の時は、子どもと一緒にしてみてもいいかもしれません。

きちんと言葉で伝える

子どもが、お手伝いをしてくれていても
次第にお手伝いしてくれることが当たり前になってしまって
「ありがとう」という言葉を伝えていないときが増えていませんか?

手伝ってもらった結果、どう思ったのかを伝えることで、
自分ではない相手がどんな気持ちになるのかを想像できるようになっていきます。
そして他者に、親切にできる子どもに育ちます。

明日からできる!他者貢献を簡単に教える方法

植物などのお世話をお願いする

お花にお水をあげたり、ペットなどの生き物のお世話をしたりすることが、思いやりを育てるために役立ちます。お花もペットも人間ではなく、会話をすることはできません。

しかし、言葉が通じなくても誰かを必要としていることを、次第に想像、理解できていきます。命を大切に育て、お世話をすることで思いやりの心を育んでいけるのです。

読み聞かせ

絵本の読み聞かせをするのも、思いやりを育むためにはいいことです。
物語を聞きながら、主人公と同じ気持ちになることで、喜びや悲しみなど、さまざまな気持ちを感じるようになります。

いつも絵本の読み聞かせをしていると思いますが
物語に登場する人物などの気持ちを親子で話し合ってみたことはありますか?
この主人公は、こう思ったのかな?と、想像する力がついていきます。

まとめ

  • 親切にされた人より、親切にした側の人の方がたくさん幸せを感じる
  • 他者貢献は、ストレスの減少効果もある
  • 親切にすることは、大げさなことをするのではなく些細なことで良い
  • まずは、親が見本になり子どもにその姿を見せることが大切

「他社貢献」と言うと、難しいイメージがありますが
「親切にすること」「思いやりを持って行動すること」が他者貢献です♪
明日から、早速やってみてくださいね^^