産後うつは、ご存知でしょうか?
自分には関係ない、自分は絶対ならない。
そう思われる方って、多いと思います。
ですが、産後うつは誰にでもなってしまう可能性があります。
今回は「自己受容」をテーマに、産後うつを予防する方法をお伝えします♪
目次
産後うつとは
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多くの女性は、出産後の経過が正常な場合でも何らかの精神的な変化が起きます。
ホルモンの急激な変化、出産そのものによるストレスや疲労、など女性が“母になる”変化を経験します。
このため、10人に3人の女性は、出産後2日~5日ごろに、涙もろさや不安定な気分、抑うつ、イライラなどを経験しますが、多くの場合一過性で自然に軽快します。
ところが、
「気分が落ち込む」「何だか凄く不安でたまらない」「楽しくない」「眠れない」「やる気が起きない」などの症状が、2週間以上続く場合は、産後うつ病が示唆されます。
日本では出産を経験した女性の10人に1人が産後うつ病を発症するといわれています。
産後うつになりやすい人は?
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産後うつは誰にでも起こりうる病ですが、産後うつになりやすい人の特徴があります。
完璧主義タイプ
完璧主義と言われたことがあったり、自覚がある方は要注意です。
勉強も仕事も頑張ってきたママは、努力すればすべてうまくいくと考えがちです。
育児は、頑張って上手くいくこともありますがなかなか思うようにはいきません。
完璧を目指すママは、産後うつになりやすいと心に留めておきましょう。
心配性タイプ
いろいろなことが気になる心配性のママも、産後うつになりやすいです。
そもそも育児は初めて経験することばかりで、うまくできなくて当然なのです。
SNSや育児雑誌などで調べて調べて調べつくして、気付けば寝る時間も無くなっている。
ささいなことまで心配しすぎてしまい、睡眠不足になる事も、産後うつに陥りやすいので気をつけましょう。
一生懸命する頑張り屋タイプ
一生懸命な、頑張り屋なママも産後うつになりやすい傾向があります。
ひとりでなにもかも抱え込んだ結果、精神的にも肉体的にも疲れ果ててしまうのがその原因でしょう。
誰かに頼るのが苦手だったり、ついつい無理してしまう方は気を付けてください。
産後うつにならないためには
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育児や家事をほどほどにする
育児や家事を一生懸命頑張るママほど産後うつになりやすい傾向があります。
家事や育児は、やろうと思えば膨大な量があると思います。
疲れているときは、育児や家事より休養をとって下さい。
特に子どもが寝ている間に家事を終わらせよう!ではなく、
子どもが寝ている時は、一緒に昼寝するようにしてください。
睡眠は一番の疲労回復方法ですからね^^
ママとパパの役割分担をはっきり決める
ママとパパでは、ママは赤ちゃんがお腹に10ヶ月一緒だったこともあり
親としての自覚が比較的あると思いますが
パパはなかなか、親としての自覚が無いことって多いと思います。
なので、ママがメインで子育てをしてしまいがちですが
役割分担を決める事で、パパも親としての自覚をもってもらい
ママを手伝うスタンスではなく、二人で子育てをすることがとても重要になってきます。
そして、ママも1人の時間を5分でも10分でも作れるようにしてみて下さい。
自己受容ができるようになろう
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ある日、産後うつにならないように気を付けてはいたけど
「なんだか今日は、なにもしたくない。」
そんな気分になってしまったら、あなたはどうしますか?
ここで「自己受容」ができる人とできない人では、全く違う結果になってしまいます。
アドラー心理学では、「自己受容は人間の幸せの条件の1つ」されています。
自己受容とは、自分自身に価値があると認めることです。
この場合自己受容ができない人の場合では、
「今日何もしなかった。」「なにもしなかった自分はダメな人間なんだ。」
と負のループに。こんな些細なことが産後うつのきっかけになったりします。
「自己受容」ができるようになるには、
できない自分や、ありのままの自分を受け入れ自分自身を愛せるようになることが大切です。
「あー今日は、何だかしんどいなぁ。」「やる気が出ないなぁ」って時は
1日なにもしなくたっていいんです。
そもそも、産後の母体ダメージは交通事故に遭うのと同じなんです。
まず身体がしんどくて当たり前です。
ホルモンの急激な変化で、
やる気が起きなかったり前と同じようには出来なくて当たり前です。
ママが倒れたら、それこそ大変です。
そして、1日なにもしなかった。と言っても
今日も元気に子どもは生きてるじゃないですか!そして自分も!
なにもできなくていいんです。存在しているだけで、生きていることだけで。
なので明日からまた頑張ればいいし、1週間後から頑張ったっていいんです。
たくさん休んで、リフレッシュして下さい♪
まとめ
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- 産後うつは、誰でも発症する可能性がある
- 産後うつにならない為には、家族の協力や育児や家事を頑張りすぎない
- 自己受容ができることにより、できなかった自分自身も認められるようになる
自己受容は、子どもに対しての教育にも役立ちます。
楽しく、子育てしていきましょう♪
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