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アドラー心理学

アドラー心理学の幸福論に学ぶ! 負の感情を感じないための2つのコツ

どうしてあいつばっかりがいつも…。
どうせ私なんて…。

日常生活していると、ついついこんな嫌〜な感情を抱くことって正直ありますよね

私自身、人との関わりの中で嫉妬や劣等感に襲われる経験がよくありました…。

ですが、このような嫌な感情は、ちょっとした考え方の工夫次第で無くすことができます!!

この記事では、そんな負の感情を抱かない様にするための考え方のコツを紹介します。

知っているだけで間違いなくポジティブに物事を捉えることができて、たくさんの幸せを感じれる様になりますよ♪

目次

全ての幸福は対人関係から

嫌〜な感情を持ってしまうときや、悩みが出てくる時って、よくよく考えたら原因は対人関係であることがほとんどです。

実際、アドラー心理学では、”全ての悩みは対人関係から生まれる”としているくらいです。

全ての悩みが対人関係から生まれてくるくらいですから、いかに私たち人間にとって対人関係って面倒くさくてわずらわしいものかが分かります(笑)

ですがアドラー心理学では、同時に幸福論として”全ての幸福もまた対人関係からしか生まれない”と主張します。

例えば、あなたが幸福を感じる瞬間を想像してみてください。

  • 大好物の料理を食べたとき
  • 他人からの愛情を受けたとき
  • 他人のために行動し、感謝されたとき

幸せに感じる瞬間は人それぞれあるでしょうが、そのどれもが人との関わりの中で生まれていますね。

対人関係って何かと悩みの原因になりがちで面倒ですが、それでもあなたにとって”本当に大切な幸福”も、もたらしてくれるとても大切な関係性なのです。

対人関係において負の感情を抱かないためには?

悩みも幸福もどちらも、もたらしてくれる対人関係ですが、この対人関係は人間として生きている以上、避けては通れない関係性です。

どうせ避けられない対人関係なのですから、できるだけたくさん幸福を感じて、衝突や競争、嫉妬、劣等感、孤独といった感情は持ち込みたくないですよね。

アドラー心理学では、このような負の感情を抱かないための具体的な方法もちゃんと私たちに教えてくれます

その方法は、協力原理を理解すること、ありのままの自分を素直に受け入れることです。
どれもとても簡単で今日からすぐに実践できる方法です!

1.協力原理を理解する

負の感情を抱かないための方法1つ目は、協力原理を理解することです。
アドラー心理学では、協力原理とは懲罰も競争もない関係性のこととしており、この協力原理に基づいて関係を作ることが大切だと主張しています。

ちょっとよく分からないですよね(笑)
安心してください。以下のマラソンの例を想像すると分かりやすいです。

協力原理の例:マラソンで、自分の隣をライバルが並走している場合

○ライバルは自分と協力し合う関係とみなす
➡︎ライバルの存在が自分の励みになる

×ライバルに勝とうとする
➡︎ライバルとの”競争”になり、勝ち負けが生まれ、嫉妬や劣等感といった感情が生まれる

このマラソンで横を走るライバルの例は、人生のあらゆる場面で同じことが言えます。
職場の人、上司や部下、近隣の住人、友人、家族が、このマラソンに出てくるあなたのライバルです。

ライバルに勝とうとした瞬間、それは競争になります!

競争になるから、勝ち負けが生まれ、負の感情が生まれるのです。

競争する必要なんてありません。あなたはなあなた、相手は相手それぞれのペースがあるのです!

2.ありのままの自分を受け入れる

負の感情を抱かないための方法2つ目は、ありのままの自分を受け入れることです。

アドラー心理学では自己受容と言われています。

自己受容とは
○60点の自分をそのまま受け入れる
×60点の自分を100点と偽って自分を肯定する

自己受容で大切なことは、60点という不完全な自分をそのまま受け入れて、60点なりに頑張っていこうぜと捉えることです。

本当は60点の自分を、いや!自分は100点なんだ!と自分に嘘をついてしまうと、”本当はこんなはずじゃない””もっと上手くやれるはずだ”と、嫉妬や劣等感に襲われてしまいます。

そうではなくて、あくまで”自分はこのままでいいんだ”とそのまま受け入れることが大切です!
不完全な自分を認めることができれば、他人と比較して落ち込んだりすることはなくなります。

まとめ

  • 全ての悩みは対人関係から生まれるが、全ての幸福もまた対人関係から生まれる
  • 対人関係において負の感情を抱かないためには、協力原理の理解と自己受容が大切
  • ライバルには勝たなくてもいい
  • ありのままの自分をそのまま受け入れる

負の感情を抱かないためのコツはとても簡単です。”そのままのあなたでいい”と、普通でいる勇気が大切なのです!