「うちの子はどうして勉強やらないんだろう?」
「自分から進んで勉強やってくれないかな?」
「勉強やりなさいってあまり怒りたくないなぁ」
なんて思う事ありませんか?
子どもが自分から進んで勉強してくれたら子どもの為にもなりますし、とっても嬉しいですよね。
でも「うちの子は私が言わないとダメだから‥」なんて思っているそこのあなた!
アドラー心理学の考え方を使えば子どもが自分から進んで勉強するようになります。
そこで今回は子どもが自分から進んで勉強するようになるアドラー心理学の考え方をお伝えしようと思います。
目次
子どもに勉強しなさいって怒ったらダメなの⁉︎
【叱る行為とは】
子どもが勉強しない時ってどうしても「勉強しなさい」って怒っちゃいますよね。
確かに怒ったら子どもはイヤイヤ勉強机に向かって勉強を始めると思います。
でもそれは根本的な解決になっているでしょうか?
恐らくあなたは次の日もその次の日も「勉強しなさい」と子どもを叱ると思います。
それは子どもの心の中に「あなたに叱られるから勉強をする」という気持ちがあるから、あなたに叱られるまではやらないという事になります。
【叱るがダメなら褒めればいいのか?】
叱るという行為が叱られない為にやるようになるという事がわかったと思います。
では褒めるという行為はどうでしょうか?
子どもが自分から勉強を始めてそれを見たあなたは「自分から勉強して偉いね」と子どもを褒めたとします。
恐らく次の日も子どもは自分から勉強を始めます。
その時あなたは子どもを褒めなかったとします。
そうすると子どもは「褒められないからやらなくても良いや」という気持ちになり自分から勉強をやる事は無くなります。
これは子どもは勉強をやる事が目的ではなく、あなたに褒めらる事が目的になっているのであなたが褒めなければやらなくなってしまいます。
じゃあ毎日褒めれば良いでしょ⁉︎
と思うかも知れませんが、
これは勉強だけに限らず子どもが社会人になってからも影響してきます。
「上司が褒めてくれないから仕事しない」
「誰も褒めてくれないから会社をやめる」
「家族が褒めてくれないから家事育児をしない」
自分の子どもがこういう考え方の大人になったら困りますよね。
叱っても褒めてもダメ⁉︎どうすれば良いのか?
叱る事も褒める事もダメだとどうすれば良いんでしょうか?
それは『勇気づけ』をする事です。
【『勇気づけ』って何?】
『勇気づけ』とは自分で考える事を助けてあげる事です。
子どもに指示したり注意するのではなく、「どうしてやったらダメなのか」「どうしてやらなければいけないのか」を考えさせ自分で行動させる事が『勇気づけ』です。
『勇気づけ』をする事によって誰かに褒められたり叱られたりするからやるのではなく、自ら考えて進んで物事を出来るようになります。
これは、子どもだけではなくあなた自身も『勇気づけ』の考え方を持てば今まで避けていた物事が始められるようになります。
【実際に子育てにどうやって使うの?】
では実際に『勇気づけ』を子育てにどう活かしたら子どもが自ら進んで学習するようになるのでしょうか⁉︎
それは『問い掛ける』事です。
「勉強しなさい」ではなく「どうしたら良い点数とれると思う?」
「宿題やりなさい」ではなく「宿題はどうしてあると思う?」
「テストの点数良かったからゲーム買ってあげる」ではなく「テストの点数良かったのはどうしてだと思う?」
この様に問題に対して子ども自身に答えを考えさせてください。
そうする事で、
「勉強しないと良い点数取れないから勉強する」
「宿題は学校でやった事の復習だから宿題をやる」
「テストの点数良かったのは頑張って勉強したから、だから勉強する」
など自分で答えを見つけて何も言わなくても勉強を始める事ができる様になるでしょう。
この『問い掛ける』事を続けて行くと子どもはいずれ問題に打ち当たっても、自ら考え答えを出していけるようになります。
私自身も子どもが片付け出来なかった時に、叱るのでは無く子ども自身に「部屋散らかっているけどどうしたら部屋が綺麗になると思う?」
と問い掛けた所、子ども自身が「部屋を片付ける」と答え、子どもが自ら部屋を片付けられるようになった経験があります。
まとめ
今回の記事では、
- 子どもを『叱る』『褒める』行為は、子どもが「叱られたくない」「褒められたい」という気持ちが目的になってしまう。
- アドラー心理学の『勇気づけ』を使って子ども自身に問い掛け自ら答えを導き出させる事で、子どもは進んで学習するようになる。
についてお伝えさせて頂きました。
問い掛ける事で劇的に子どもは自ら考えられる様になります。是非試してみてください。