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アドラー心理学

アドラー心理学を使った子育て♪対人関係を教えるには?他者信頼って?

あなたは、自分の子供を信頼できますか?
信じることができますか?

もし、あなたが
「子供の事が心配。。」と思っているなら
正直に言って、子供を完全には信じていないという事です。

失敗しても、たとえ不良になっても、
親が信じてさえいれば、見放さずにいてくれれば、
子供は、「自分には、帰る場所がある」と思えます。

このように信頼し、信頼されることはとても大切で
アドラー心理学では、人間の幸せの条件の1つとして「他者信頼」が必要と考えます。

目次

他者信頼とは?

例えば、子どもに買い物リストを渡して、おつかいをお願いした場合
「買い物リストも渡したし、書いてある通りに買ってきてくれるだろう」
期待し、子どもを信頼しますが、

一方で
「もしかしたら、別のものを買ってくるかもしれない」と期待を裏切る可能性を
少なからず、思ってしまいます。

せっかく、子どもがおつかいに行ってくれるのに、
こんな風に親が思っているって、もし自分が子どもの立場だったら、
すごく悲しくないですか?
では、絶対的に信頼するにはどうしたらいいのでしょうか?

「信用」と「信頼」って何が違うの?

他者信頼を理解するには、
まずは「信用」と「信頼」を区別することから始めましょう。

見返りを求めたり信じるに値する条件を満たすことを前提にして他者を信じることを「信用」と言います。

一方で、見返りや条件を求めないで無条件で他者を信じることを「信頼」と言います。

例:子どもに買い物リストを渡して、おつかいをお願いした場合

〇〇ちゃんは、きちんと買い物してくれるだろう。 → 「信用」
○○ちゃんは必ず買い物リスト通りに、買い物ができるから心配ない。 → 「信頼」

親子関係で、他者信頼が大切な理由

親子といっても、子どもの考えていることや価値観は
子ども自身しか分からず、たとえ自分と血がつながっていようとも
自分以外の人は、他人と同じようなものです。

対人関係は、信用ではなく「信頼」の関係を築く必要があります。
信頼とは無条件のものです。「信じられない時にあえて信じる」のが信頼です。
子どもの将来のために、親が子どもに信頼関係を築く事の大切さを教えてあげることが大切です。

他者信頼で困ったときは、この3つを思い出そう

信頼すると、裏切られることもある

他者を無条件で信じると裏切られることもあります。
その時、人は傷つき、悲しみの感情が生じます。

そういう場合、悲しいと思ったら思いっきり悲しみましょう!
泣きたい気持ちになったのなら、泣きましょう!

そしてたくさん悲しんで泣いた後は
前を向いてまた無条件で他者を信じてみましょう♪

これを何度か繰り返して、そのうえでまだ裏切り続ける人はなかなかいないでしょう(笑)
人間は、自分を信頼し続けてくれる人を裏切ることはできないのです。

全ての人を信頼しなくてもいい

ただし、何度も裏切られて、なお信頼しなければならないという訳ではありません。
人によっては何度も裏切ってくる人もいます。
そのような人とは関係を断ち切って構いません。
それもまた自分の成長するための、課題と思いましょう。

「また裏切られて、もう何回目?もう無理!」そう思ったら、
【はい!さよ~なら~!】でいいんですよ!^^

その人と関係を、断ち切るのも良い人生勉強になります。
そんな人を見極める、人間観察力もUPします。

裏切りを恐れてはいけない

この壁を乗り越える勇気は「自己受容」から得ることが可能です。

自己受容ができていれば、裏切られても自分の価値を見失うことはありません。
他者に関係なく自分に価値を見い出すことができれば、裏切られることを恐れずに前へ進み続けることができます。

無条件に相手を信頼するには、仮に裏切られるようなことがあっても、
「裏切られることもあり得る。」
「そもそも裏切らせているのは自分自身では?自分に何か問題は無いのか?」
と、また新しい自分の成長への課題が見つかることもあります。

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まとめ

  • 信用とは、見返り有りor条件有り
  • 信頼とは、見返り無しor条件無し(無条件)
  • 対人関係は、信用ではなく信頼関係が必要
  • 信頼関係を築く事は、裏切られ傷つくこともあるがそれによって得られることもある

子供を、信じきるって難しいですよね。
ですが、信じて頼ってみたり信じて待つこと(信頼すること)で
親も子も、お互いに絆が深まります。

よく結婚式の花嫁の手紙の中
「私の事を見放さず、育ててくれてありがとう」
「あの頃は、たくさん迷惑をかけたけどいつも寄り添ってくれてありがとう」

こんなフレーズを、よく耳にしませんか?
子供は、いつでもどんな時でも、親には信じて待っていて欲しいものです。
子どもを信頼してあげられる親に、少しずつなっていけたらいいですね♪