あなたも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。この『嫌われる勇気』。
「いや~聞いたことはあるけれどなぁ。嫌われる勇気?嫌われても自分らしく生きていけとか
そういう話でしょ?」
私も読む前までは真剣にそう思っていました!
そんな名前だけ聞いたことのあった『嫌われる勇気』を、この前ついに読んでみました。
……私が間違っていました。
めっっっちゃくちゃに面白かったんです…!
日本で220万部、世界で500万部以上売れている理由が分かりました(笑)
今回はそんな嫌われる勇気の内容を要約してあなたへご紹介しようと思います!
「なるほど、嫌われる勇気にはそんなことが書いてあるんだな」とイメージを掴んでいただけたら、
是非本書も手に取ってみてください!
いつもと変わらないはずの毎日が、いつもより心地よく感じますよ!♪
目次
著書『嫌われる勇気』
『嫌われる勇気』は”アドラー心理学”について分かりやすくまとめられた本で、
”人生を幸福に生きるための考え方”が書かれています!
そして、この本が伝えようとしていることは非常にシンプルかつ温かいものなんです!
人は変われる
全ての悩みは対人関係にある
誰もが幸福になれる
この3つを私たちに優しく教えてくれています♪
それでは一つ一つ見ていきましょう!
人は変われる
アドラー心理学では原因論を否定し、目的論を肯定します。
はい。全然意味わかんないですよね(笑)
詳しく説明するのでご安心ください♪
多くの人は、人は何か原因があるから行動すると思っているのですが、
実は我々の行動には原因なんかなくて、目的があるから行動しているのです。
例えば、Aさんは昔から内気で友達が少なく、高校生になった今も人とコミュニケーションをとるのが
苦手だとします。
このとき、Aさんのコミュニケーションが苦手な理由は何でしょうか?
【Aさんがコミュニケーションを苦手とする理由】
×昔から内気で友達が少なかったから、コミュニケーションが苦手×
⇒原因論の否定
〇人から嫌われたり変な奴と思われてしまう恐怖を避けるために、
コミュニケーションをとらない〇
⇒目的論の肯定
つまり、アドラー心理学的には、内気だという原因があるから話せないのではなく、
変な奴と思われないために話さないという選択をしているに過ぎないというのです。
アドラー先生……厳しいですね…。
ですがこの一見めちゃくちゃ厳しいアドラー先生の考え方は、実はめちゃくちゃ優しい考え方でもあるんです!
アドラー先生がここで言いたいことは、「原因とか暗い過去に縛られるな!!」ということです。
もし本心が楽しくコミュニケーションをとりたいというのであれば、過去に縛られずに今この瞬間から笑顔で話しかければいいだけ!
内気だとか、友達が少ないとか関係ないのです!
過去に縛られずに今この瞬間から行動を変えてみることで、人は簡単に変わることが出来るんだと
アドラー先生は私たちの背中を押してくれているのですね♪
全ての悩みは対人関係にある
結局は対人関係に過ぎない
アドラー先生は、人間の全ての悩みは対人関係にあるだけなので、複雑に考えなくてよいと言います。
「ちょっと待てよ!こちとらお金の悩みや仕事の悩みだってあるんだよ!!」
と言いたくなる方もいると思います。
ですがこれらもよく考えてみれば、結局は対人関係に過ぎないのです
【あらゆる悩みは人間関係によるもの】の例
お金があるorない⇦誰かとの比較
仕事がうまくいかない⇦取引先との関係、上司との関係、他人に認められない
育児に悩みが尽きない⇦子供との関係、夫との関係、ママ友との比較
こう考えると、「複雑な悩みや深刻な悩みも、すべてはシンプルに人間関係によるものだったんだ」
と気づかされます。
そしてアドラー先生は、対人関係の悩みをクリアするための方法もちゃんと教えてくれます!
対人関係の悩みをクリアする方法
【対人関係の悩みをクリアする方法】
1.褒められようとしない。
2.自分のできることだけに集中する。
3.他人を自分の思い通りに変えようとしてはならない。
(他人を変えることはできない)
本書では”課題の分離”という言葉で詳しく説明されていますが、要は
自分の行動を相手がどう受け取るか、相手がどう動くかは相手次第なので、自分でどうにかできる範囲には限界がある。
だったら、相手に見返りを求めず、自分のできることだけに集中しましょう。
ということです♪
誰もが幸福になれる
ここまで、アドラー心理学について、
人は変わることが出来る
悩みの種である対人関係をクリアにしていこう
ということについて解説してきました。
では、その後どこを目指せばいいのか。アドラー心理学のゴールはどこなのか。
アドラー先生によると、ゴールは「共同体感覚だ」と言います。
共同体感覚…。なんじゃそりゃ……。
そう思ったあなたはある意味正常です(笑)
共同体感覚とは、簡単に言えば“仲間に貢献できているという感覚”のことで、
これこそが人生における唯一無二の幸福だと言います。
そして、この共同体感覚を得るためにすべきこともちゃんと教えてくれます。
それは以下の4つです。
【共同体感覚を得るためにすべきこと】
1.人と競争したり比べたりしない
2.ありのままの不完全な自分を受け入れる
3.他者を無条件に信頼する
4.他者に貢献する
この4つを聞いて、「1と2はともかく、3みたいな他者を無条件に信頼するなんて無理だよ!
裏切られたらどうするんだ!」と思う方もいるかもしれませんね。
実際、本書に出てくる主人公も同じようなことを述べています。
ですが、これも「裏切るかどうかは他人次第であって、あなたにはどうしようもない」というわけですね。(”対人関係をクリアするための方法”の考え方と同じです)
人と競争せず、ありのままの自分を受け入れ、無条件で他者を信頼できるようになったら、他者への貢献を実践していく。
こうすることで、この世で唯一無二の幸福“共同体感覚”を得ることが出来るというわけですね♪
まとめ
- 『嫌われる勇気』は、『人生を幸福に生きるための考え方』が書かれている本
- 過去に縛られずに今この瞬間から行動を変えてみることで、人は変わることが出来る
- 全ての悩みは対人関係にあるだけ。複雑に考えなくてよい。
- 人と競争せず、ありのままの自分を受け入れ、他者を信頼し貢献しよう。
『嫌われる勇気』は、あなたの背中を押してくれるとても心が温まる本です。
今回紹介した部分だけでは伝えきれていない魅力が、この本にはまだまだたくさんあります。是非一度手に取ってみてください!
この一冊が、あなたのいつもの日常に幸福をもたらしますように♪