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アドラー心理学

アドラー心理学に学ぶ。生きるうえで欠かせない【三つの課題】ってなに?

アドラーは、生きていくうえで欠かせない三つの課題があると考えています。

  • 仕事の課題
  • 交友関係の課題
  • 愛の課題

これらを総称して「ライフタスク」と呼んでいます。

仕事→交友→愛の順に関係性が深くなっていき、難易度が高くなります。
全てを満遍なく行っていくと、良い人生が送れると言われているそうです。

昨今ここに加えれらている課題は、

  • セルフ
  • スピリチュアル

今回は、アドラー心理学の「三つの課題(仕事、交友、愛)」についてまとめていきたいと思います。

目次

三つの課題に取り組む前に…

三つの課題に正しく取り組むには、共同体感覚が必要です。

共同体感覚とは、「周囲とのつながり、結びついている感覚」「周囲へと向けられる関心」だとアドラーは説いています。

例えば、習い事。
自分の好きなことや得意なこと、勉強したい内容に取り組むといいでしょう。

こういった人たちとのつながりは、知識や感情の共有ができることから短時間で関係を築くことができます。

街の清掃や、募金活動などのボランティア活動への参加もおすすめです。

自分から話しかけることが苦手な人でも、参加することで自然に人間関係が構築されるので、簡単です。

日常的にコミュニケーションをはかり、協調性を大切にします。

仕事の課題

一日のおよそ三分の一を占めている仕事。
職場での人間関係は社会で生きていくうえでとても重要な役割を担っています。

上司や部下、同僚など、どんな関係性でも協力し、調和する必要があります。
「おはよう」「お疲れ様」などの普段の当たり前の挨拶から、会社のルール、社会のルールを守ること。

そういった簡単で誰にでもできそうなことが実はとても重要だったりするのです。

職場の関係だけではありません。

子どもなら遊ぶこと、学生なら学業に励むこと、育児や介護をすることも周囲と関わり、貢献です。

誰かがしないと共同体が成り立たなくなることは、すべて「仕事」だと考えます。
他人の役に立ち、無償に提供することも仕事です。

社会は一人で作るものでも、一人で作れるものでもなく、他人と関わり助け合って成り立つものです。

仕事の課題」には、周囲との共同作業にいかに参加し、貢献していくかが大切です。

交友の課題

交友の課題」とは、人間関係全般の問題であり、仕事や愛情にも幅広く関わってくる分野です。

人間は、誰しもがどのような形であっても他者と繋がっており、決して一人では生きていくことができません。

交友で大切なことは、いかに周囲に興味を持てるか、にあります。

「あまり他人に興味が持てない」と思っている人も、安心してください。
それは実は自分が意識していないだけなのかもしれません。

例えば、赤ちゃん。
そこにいるだけで癒しを与えてくれ、「何とか守ってあげなくちゃ!」と思いませんか?

例えば、同じ職場にいる先輩。
仕事ができ、いつも親身になってくれる先輩に対して「先輩と一緒に仕事をすると、勉強になるし、自分も成長できる」と感じ、会社や社会の役に立ちたいを思いますよね。

こういった感じで、特に意識はしていなくても、実は他人に対して興味や感謝の気持ちを持っていることになるのです。

愛の課題

愛の課題」は、カップルや夫婦に対してだけでなく、結婚後の親子や家族の関係も指します。

仕事や交友に比べ範囲が狭く、長期的な関係を築いて聞く必要があります。

最も難しい課題だと言われている理由は、仕事上での関係以上に濃密で、一度こじれると修復するのに時間がかかるからです。

大切なのは、自己中心的な考えをやめることです。

仕事上の関係では、相手を思いやり、共感できます。
一方で、一対一の関係になると、親密になればなるほど我が強くなり、自分のことばかり考えてしまう傾向にあります。

「自分ばかりが我慢している」「私はこんなに尽くしているのに、あなたは何もしてくれない」など、自分のことばかりでは、いつまでも満たされることはありません。

相手を思いやり、当たり前だと思わず共感力を高めることが必要です。

まとめ

  • 仕事の課題は、誰にでもできる簡単なことが、実は最も重要
  • 交友の課題は、いかに周囲に興味を持てるかが大切
  • 愛の課題は、長期的に関係を築いていくことが大切で、三つのうち、一番難しい課題である

一つの課題を満たしているからといって、他の課題を軽く考えてもいいというわけではありません。

何事もそうですが、バランスよく行うことが大切です。

人間性を高めるため、そしてよい人生を送るために、今からでも向き合ってのりこえていきましょう。