はじめまして。「アドラー心理学に学ぶハッピー子育てブログ」をご覧いただき、ありがとうございます。
私は、高校3年生(男子)と高校1年生(男子)の2児の子育てに奮闘中のママです。
次男も高校生になり、少し時間的な余裕ができたこともあって、育児中のママが抱える悩みの解決につながる情報やヒントを少しでも共有できればと思い、今回、ブログを立ち上げることにしました。
ブログタイトルである「アドラー心理学に学ぶハッピー子育てブログ」の通り、今後、アドラー心理学を学び、子育てに応用することで得られた有益な情報を公開して行きたいと考えておりますので、ぜひ、ご覧頂ければと思います!
目次
アドラー心理学に出会ったきっかけ
私が、アドラー心理学に出会ったのは、次男の不登校がきっかけでした。
次男が不登校になるという現実を目の当たりし、何か手助けはできないかと次男を想い、色々とサポートを試みたのですが、中学生という思春期の真っただ中にあって、ロクに会話もできず、不登校の原因がなんなのかさえわからないという状況が続きました。
「過去の息子への関わり方が不登校の原因なのでは?」と、自分を激しく責めたこともあり、それが原因で周囲との人間関係も、よりギクシャクしたものになってしまうなど、心身ともに疲れ果てていました。
そんな、打開策がないまま時間だけが過ぎる毎日に焦りを募らせていたころ、何気なく書店で手に取った一冊の本が、状況を打開する大きなきっかけになりました。
その本こそ、アルフレッド・アドラー心理学をわかりやすく解説した「嫌われる勇気」だったのです。
アドラー心理学とは
アドラー心理学とは、オーストリア出身の精神科医であり心理学者であるアルフレッド・アドラーが始めた心理学の体系を指します。心理学といえば、ジークムント・フロイトが有名ですが、フロイトが問題の原因を「過去」(トラウマ)に求めることにより解決しようとしたのに対し、アドラーは、問題の解決を「過去」にさかのぼるのではなく、生きる「目的」により解決しようと試みました。
欧米では、ユングを加えた3人を「心理学の三大巨匠」と呼び、アドラーの知名度も高かったのですが、なぜか日本では知名度が低く、この「嫌われる勇気」が出版されることで、ようやく日本でも広く知られる存在になりました。
アドラー心理学の特徴は、「人間の悩みは、全て対人関係の悩みである」としたうえで、「他者から嫌われることを恐れない「嫌われる勇気」を持ちえたとき、人は初めて自分自身の人生を歩むことが出来る」と主張したことにあります。
そして、嫌われる勇気を持ち、他人からの目に縛られずに生きるコツを「課題の分離」に求めました。「課題の分離」というと難しく聞こえますが、ある意味「他人は他人、自分は自分」とわりきることにあります。
アドラー心理学を子育てに生かす
「嫌われる勇気」をよみ、「アドラー心理学は子育てにも応用できる」と確信した私は、出版されているありとあらゆるアドラー心理学に関する本を読みあさり、日々の生活や子育てに応用してみました。
以前だったら、次男の不登校に直面し、自分が苦しんでいましたが、「不登校は息子の抱える課題であって、私の課題ではないから、親である私は、息子が自分で課題を乗り越え成長できるように勇気づけることだけ」と割り切ってみることが出来ました。
そうやって、少し目線を変えてみると、息子とのかかわり方にも変化が生まれました。
以前のように、あれこれと押しつけがましくお節介をやくのでなく、息子が課題を乗り越えるために、必要と思われることを勇気づけるかたちで伝えることが出来ました。そうした冷静な会話が続けられると、次男との会話も徐々に増え、家庭内での人間関係がスムースになり、また、次男も自分の置かれた状況を改善したいと前向きな努力を続けることで、ついに不登校を乗り越えることができました。
アドラー心理学を「座標軸」に
アドラーの言葉に「ピンク色のレンズのメガネをかけている人は、世界がピンク色だと勘違いをしている。自分がメガネをかけていることに気づいていないのだ」というものがあります。
私も、次男も、不登校という現実を通して世界を捉えることで、悲観的になってしまい一歩を踏み出す勇気が得られませんでしたが、アドラー心理学に出会ったおかげで、人生をより前向きなものとすることが出来ました。
今回あげたような特徴以外にも、アドラー心理学には多くの人間関係をラクにし、前向きな姿勢で人生にのぞむためのヒントがたくさん詰まっています。
子育てって、子供一人一人の性格によっても違いますし、これと言った正解がないだけに悩んでしまいますよね。もちろん、「アドラー心理学を学びさえすれば全てが解決する」というようなことはないかもしれませんが、アドラー心理学を学ぶことで、日々の子育てにおける「座標軸」を持ち、より穏やかな気持ちで子育てができることは間違いないと思います。
今後、色々な事例を紹介して行きたいと思いますので、是非、ご覧いただければと思います!