日本では、著書「嫌われる勇気」をきっかけに、広く知らることになったアドラー心理学。
でも、アドラー心理学って何だろう?言葉だけは聞いたことあるけど…って方まだまだ多いんじゃないでしょうか?
そんな方必見!3つのポイントでアドラー心理学を解説しちゃいます!
目次
目的論とは?
人の感情・行動などは、過去の出来事によって決まっている原因論が主流の中、アドラーは人は過去の原因に突き動かされるのではなく、自ら決めた目的に向かって動いていく目的論という考えを生み出しました。
例えば、告白してフラれた経験があるから、もう告白できない。
そうですよね…。1度誰かに拒否されたりするともうできない!って思う気持ち分かります。
でも本当に1度拒否されたからってもうダメなのでしょうか?
告白してフラれた経験がある人は全員もう告白しないのでしょうか?
そんなことないですよね!
過去にトラウマ(原因)がある…と思っているとなかなか前を向いて現状を変えることは簡単ではありません。
でも、今の現状は、このトラウマ(原因)を乗り越え目的を達成するために選んでいるのだ!と思うことが出来たら、今を変えることができます。
アドラー心理学は【幸せになるための心理学】【勇気づけの心理学】と言われています。
その中で目的論はとても根幹にある考え方です。
幸せになりたいなら、言い訳せず、今の自分を変えていこう!この考え方が目的論です。
課題の分離とは?
人にはそれぞれ色々な悩みがあると思います。アドラーは、「人間関係の悩みは全て対人関係の悩みである」としています。
そして、対人関係における悩みを解決し、人生をシンプルに生きるためには『課題の分離』を行わなければならないと教えています。
課題の分離とは、私と相手の課題を分けて考え、相手の課題には踏み込まないようにする!
相手にも自分の課題に踏み込ませない踏み込ませないようにするという事です。
例えば
・私のことだけど、皆は私の行動をどう思っているんだろう?
・これは人のこと…分かってるけど口出ししたい!
などと考えたことはありませんか?
他人の評価、周りの目が気になってしまったり、相手の行動に口出ししたくなったりと、『課題の分離』を実行しようとすると、色々な悩みが出ててきます。
でも、課題の分離ができるようになると、あなたが自分の課題とだけ向き合う事ができるようになり、他人の課題に頭を悩ますことがなくなります。
じゃあ、どうしたらいいの??そう思いましたよね?
それは…『他人の意見に惑わされない』つまり、どんな時も自分の信じた道を選ぶという事です!
確かに他人の意見や目が気になる気持ちはよく分かります。直接批判されたり、馬鹿にされると心が痛みますよね。
でも、ここで考えてください。
「あなたの行動をどう評価し、批判するのかは、誰の課題?」と言う事です。
その答えは…他人なのです。
批判される時には批判されます。そこは、どうこうできることではないのです。
そこに気を使ったり、悩んだりしても意味がありません。
大切なことは、他人の評価ではなく、あなたがこれからどうしていくかが大切です。
課題の分離ができれば、対人関係の悩みはなくなり、自分の人生を好きに楽しく自由に過ごすことができます。
共同体感覚って?
人は自分の目的さえ達成したら幸せなのでしょうか?
アドラーの答えはNOです。
人は共同体感覚を持てた時に幸せであるというのが、アドラーの考えだからです。
じゃあ共同体感覚って何?
・私は私のことが好きだということ(自己受容)
・人は信頼できる、協力しあえる(他者信頼)
・私には居場所がある(所属感)
・人の役に立てていると思える(貢献感)
これらが揃うことで、幸せを感じると考えられています。
言葉にすると難しいですが…
『相手の目で見て、相手の耳で聞き、相手の心で感じること』
関心自分以外の誰かに向けることで、相手という横の関係を分かろうとすることが人と人がつながる鍵となります。
まとめ
・自ら決めた目的に向かって動いていく目的論で自分を変え幸せにする!
・自分と相手の課題を分けて考え、これからの自分と向き合う課題の分離
・人と人とがつながる鍵となる共同体感覚
について記載しました。
なんとなくアドラー心理学理解できましたか?
このアドラー心理学、仕事・子育てなど様々な分野で活躍してくれる心理学です!!
1つでも皆さまのお役に立てればなと思っております。