アドラー心理学に学ぶハッピー子育てブログ

アドラー心理学を活かした子育て~親が持ったほうが良い心構えとは~

アドラー心理学を用いた子育て。
著書「嫌われる勇気」でアドラー心理学が知られるようになってからは、アドラー式子育ての本や育児プログラムなども注目されるようになってきました。

子育てにアドラー心理学を取り入れてみようかな・・

そう思ったあなたへ、
アドラー心理学を実践するためのちょっとした心構えをご紹介して、どんな考え方なのか概要を知っていただければと思います♪

目次

アドラー心理学で知っておくべき考え方

正直なところ、アドラー心理学を学べば、あっというまに子育て楽ちんに♪
・・・というわけではありません。(笑)
ただ、今よりももっと自由に、軽い気持ちを持てるきっかけには必ずなるはずです。

アドラー心理学を子育てに活用する場合は、どんな心持で向き合うといいかをまとめました。

子どもを変えようとしない

大切なわが子が将来困らないように。自立して、幸せに生きていけるように!
こんな気持ちを持つ方もいるかと思います。素敵な考えだと思います♪

でも、その親の価値観を子どもに押し付けてはいけません。

パートナーや親・義両親に
「親なら/妻なら/夫なら〇〇しなさい!するべきでしょ?」
言われたら、ムッとする人も多いはずです。

なぜムッとしてしまうのかというと、支配されていると感じるからです。
自分の大切にしている思いや価値観を、家族とはいえ他者にコントロールされるのは、やはり不快なことが多いですよね。
それは子どもも同じことです。

アドラーは、親と子は対等な関係であるとしています。
「数十年生きている自分が当然上だ!」と思っていた方はいませんか?

もちろん私たち大人が知りうる知識やしつけを伝えていくのは生きていくうえでも欠かせませんよね。
赤信号では止まる事や文字の読み書き、お箸の持ち方・・
知らないと日本では苦労が多いでしょう。

ただ、子どもが自分で試行錯誤して解決する過程や、必要な失敗経験、大切にしている価値観まで干渉してしまうと、結果的に子どもは自分らしさや自分で考える力が育てられず、困ってしまうのです。

相手に伝えるのは自由ですが、それを受け取って変えるかどうかは相手の自由です。
しっかり境界線を見極めていきましょう!

たった1つで子育てのイライラを解消!アドラー心理学「課題の分離」とは?アドラー心理学に学ぶハッピー子育てブログをご覧いただき、ありがとうございます。 このブログでは、子育てにとても役立つアドラー心理学の考...

自分が変わる覚悟をする

上記での課題の分離対等な関係という考え方では、他者をコントロールすることはできまないし、力でコントロールできたとしても良好な関係を築ける可能性は低いことが分かりました。

つまり、相手を変えるのではなく、自分の接し方を変えていくことで現状を変えていくという意識が大切になってきます。

例えば、子ども何か失敗をしてしまった時。
家事での失敗や、教えたことがうまくできなかったとき、友達と喧嘩したとき。

私たちはついつい
「なんでできないの?」「どうして〇〇しないの?」
原因を追究しがちです。
また、この見方は相手の失敗したネガティブな部分にしか目を向けられていません。

原因も大切ではありますが、子どもにとっては責められている気持ちになりますし、原因がわかっただけでは解決にはなりません。

子どもだけにかかわらず、誰かが間違いや失敗をしてしまった時にも感情的に叱ったり、過ぎ去ってしまった原因を知ろうとするだけではなく、
「じゃあ、どうするか?」
「あなたはこれからどうしていきたいのか?」

未来に視点を向ける問いかけや、良かったところや取り組んだこと自体に目を向けてあげることで、「失敗にめげずに再挑戦できる勇気」や「みんなが敵ではなく、仲間なんだという気持ち」が育っていきます。

・・とはいえ、何年も原因に目を向けて話してきた人にとっては、クセがついていてすぐに変えるのは難しいかもしれません。
出来なくても自己嫌悪せず、自分に対しても、良いところやできたことに目を向けられるように成長していきましょう。

アドラー心理学の目的論とは?原因論ではなく、目的論が自分を成長させる!アドラー心理学はご存じでしょうか? アドラーとは、1937年に67歳という若さで 短い生涯を遂げたオーストラリア出身の精神医学者...

気長に取り組む

アドラー心理学は、相手が自分で適切な行動ができる!と信じて支援する姿勢をとっています。

この姿勢は相手に自信や、自分の考えをもって何事にも取り組めるようになる勇気を与えてくれますが、大変なのは場合によっては時間がかかるという事です。

人間はひとりひとり個性やペースがありますし、アドラー心理学は「この行動にはこの声掛けをしなさい!」という明確なマニュアルがあるわけではありません。

すぐに環境が変わっていく!というよりも、毎日子どもと向き合いながら長い目線で付き合っていきましょう。
何も変わってない・・と思っても長期的な目線で見て振り返ってみると、結構変化があったりしますよ♪

まとめ

あなたの想像していたアドラー心理学と、今回ご紹介した考え方は近いものがありましたか?
人間の土台ともいえる、内面からじっくりと向き合うのがアドラー心理学です。
現状に満足していない人は、解決のきっかけにしてみてくださいね♪

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