アドラー心理学に学ぶハッピー子育てブログ

アドラー心理学の子育て法小学生は課題の分離と勇気づけでスクスク!

もうすぐ桜の時期ですね。春になり、少し気持ちが軽やかになってきますね

やれやれ、子供に少し手が離れてきたわとホッとしてませんか?ご苦労様です。

さあ!今日は新しい世界へ飛び込んでいく子供や貴方へ向けて、アドラー心理学で
小学生の子をどう育てていくか一緒に学んでいきましょう!

目次

小学生(学童期)とは

アメリカの心理学者エリクソン.E.Hは人は生涯を通じて発達する存在だとしました。
エリクソンの提唱した発達段階の中で小学生(学童期)の課題は勤勉性、危機は劣等感

獲得するものは有能感です。この時期は小学生入学から卒業までを言います。
幼児期を抜け出しある程度の身の回りのことができるようになります。

小学生を前半、後半に分けて考えてみましょう!

学童期前半(6歳~9歳)の特徴

 

家庭中心であった生活が、家庭以外ですごす時間が増えていきます。親がいけないということに対してはしない等徐々に善悪の判断ができるようになります。

言語能力や認識力も発達し、自然や人への関心が高まっていきます。友達といるのが楽しくてしょうがない時期でしょうか( ´艸`)

自転車に乗れたり、友達の家に遊びにいったり、本を少しづつ読めるようになったり、自分のできることが増え、成功体験を積むことで勤勉性が増していきます。

反対に失敗して笑われたり、叱られたりすることで劣等感を感じるようになります。

学童期後半(10歳~12歳)の特徴

生活の場や交友関係が広がることで発達の個人差がはっきりしてきます。
体型的にも女の子は丸みを帯びてきたり、男の子は筋肉質になったりします。

少年野球やサッカーチームに入って夢中になる、足が速いことがもてる条件になったり、女の子は初恋をしたり、アイドルの会話で盛り上がったりする頃ですね。

学力も個人差がでてきます。自分を客観的に見れるようになるため人と比べるようになります。学校生活を通して得意な事不得意な事を自覚し、目的を達成しようと努力や工夫することで勤勉性がついていきます。

反面結果が思うように出ず自信をなくしたり、劣等感を感じやすくなります劣等感を持ちながらもそれを上回る勤勉性が継続できれば自己効力感を獲得していく時期です。

同世代の同性の気の合ったグループの中で結束が高まったり、反目し合ったりしながら、他人の中での自分という視点が育っていきます。

小学生の発達はこんな具合で現れます。それではこの時期のお悩みについて
考えてみましょう!

小学生の困った実例

宿題をなかなかしない

小学生あるあるですね。ママのお悩みで多いですが、小学生のお悩みでもでてきます。「なぜ宿題をしないといけないの?」です。

ええー(*_*)そこー?考えてみましょう!

小学生になると幼稚園時代と違い学校生活に落ち着いてきた頃から
宿題が出されるようになります。低学年の頃は保護者には子供が宿題にきちんと取り組んだかどうかのサインをするような連絡もありますよね。

小学校は今までと違い勉強を定着させることが大事です。ママも大変です。子供が帰ってすぐ貴方は

「宿題は?」

「いつまでグズグズしてるの早くやってしまいなさい。」

と言ってませんか?こんな時アドラー心理学では課題の分離という考え方をします。
この課題は誰のものか?最終的に責任をとるのは誰かを考えます。

人の課題には踏み込まない事自分の課題に踏み込ませないことです。
この場合宿題は子供の課題です。親の課題は環境を整え、見守ることです。

アドラー心理学子育ての課題の分離で親子関係を楽にするコツとは?子育てをしていると悩むことが多いですね。 どうしてわかってくれないのだろう?と毎日子育てに一生懸命な貴方。 今日はアドラー心理学...

子供が1年生なら、幼稚園時代と違って長時間になり、慣れない環境に疲れて帰ってきます。「お帰り!よく頑張ったね」と笑顔で迎えてあげましょう。

お茶やお菓子を食べながら「今日は楽しいことあったかな?」とか、「困ったことなかったかな?」と雑談してほっとできる時間を作りましょう。

宿題をなかなか始めないとしてもやり始めたら「お、頑張ってるね。やっているんだね。」と子供の姿勢に注目して勇気づけましょう

うちの子みたいに玄関にランドセルを放り出して友達のところへ飛んで行っているかもしれません。もう~!となってませんか?でも元気でよかったです。

宿題はいつするのかは落ち着いた時間に話し合いましょう!宿題は何故必要なのか?わかってないかもしれません。ゆっくり説明してあげましょう。

そして、子供の宿題をいつやるかは子供に考えてもらいましょう否定せず、子供の方針を受け入れましょう。

親として意見がある時は「貴方は夕飯後にしたいのね。でも、その時間はテレビやお風呂があって忙しいけど大丈夫?」等と訊き、最終的な決断は子供に任せましょう。

そして親は黙って見守りましょう。ざ!忍耐です(笑) 不具合が生じたらまた、話合い、修正していきます。

自分のことは自分で決めるという経験を少しづつ重ねて行くうちに子供は自分に自信をつけていきます。

  • 宿題をやるタイミングは子供と話し合い子供に決めさせる
  • 子供が宿題するときは、できるだけ見守る。勇気づけも忘れずに

友達関係で悩む時

高学年になると、女の子は特に友達関係が難しくなるようです。元気がなかったりすると、つい根掘り葉掘り聞いてみたくなりますよね。でも、「なにかあったの?元気ないけど」くらいにしましょう。

子供から話して来た時は十分に子供の悩みを判断せず悔しい、悲しい気持ちをただ聴いていくだけでいいんです。感情的にならず、お節介はやかず

そして貴方はどうしたい?と子供の意志を尊重しましょう。それだけでほぼ大丈夫!

私はそれができず娘の課題に踏み込んでしまい、失敗しました。😢

子供を親しい友人のように尊重する(横の関係を築く)ここ重要!

勿論、子供の命に係わりそうな時はこの限りではないと思います。

  • 子供を尊重し相談があったときは受容しながら聴く
  • 親子の課題を分離し子供を信頼する

 

まとめ

今回は小学生についてアドラー心理学の考え方をまとめてみました。子供を尊重し自立を目指しましょう。

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