「アドラー心理学」、あなたも一度は聞いたことがあるでしょう。
しかし、「所詮心理学でしょ?」とどこか敬遠している方も多いのではないでしょうか。
この記事では、アドラー心理学が大好きで、日頃からアドラー心理学の考え方をしてしまう私が、アドラー心理学から学んだことを厳選して3つ紹介します!
この記事を読んで、あなたの日常の中に少しだけアドラー心理学を取り入れてみてください。
きっとあなたの毎日の光景が、少し軽くて柔らかい景色に移り変わりますよ♪
目次
その1.相手にどう思われたっていい。
アドラー心理学で学んだことの1つ目は、「相手にどう思われたっていい」ということです。
急に何を大袈裟な…、と思うかもしれません。
ですがこれにはアドラー心理学に基づいた理由があります!
それは、「自分の言動を相手がどう受け止めるかは相手次第であり、あなたが決めることはできない」からです。
あなたの言動を相手がどう受け止めるかは相手次第
例:気になる人の前で大食いした
➡︎「こんなにたくさん食べて…品がないな」と悪印象を抱く人もいれば、「たくさん食べる人は可愛いな、もっと美味しいものを食べさせてあげたい」と好印象を抱く人も
このように、あなたの言動を相手がどのように受け止めるかは相手次第であり、あなたが決めることができるものではありません。
だからこそ、相手に「こんな風に思われたい」なんて考えることは無駄なことなのです。
さらにアドラー心理学では、相手の受け止め方をあなたが操作したり決めつけようとしてはならないと言います。
なぜなら、「こう思われてほしい」「こういうことを察してほしい」なんて思うのは傲慢であり、衝突の原因になりかねないからです。
このような考え方はアドラー心理学では「課題の分離」と言います。
気になった方はぜひ「課題の分離」について調べてみてください♪
その2.褒められようとしなくていい
アドラー心理学で学んだことの2つ目は、「褒められようとしなくていい」ということです。
人間誰しもが持っているであろう褒められたいという承認欲求ですが、アドラー心理学はこの承認欲求を真っ向から否定しています。
なぜなら、「自分で自分の人生を決めることができなくなり、自由じゃなくなるから」です。
褒められようとすることで自由がなくなる
例:友達や同僚に認められたいから、仕事を一生懸命頑張る
➡︎これでは、あなたの「一生懸命仕事を頑張るかどうか」を、あなたの意志ではなく他人が決めているようなもの
このように、他人からの承認を求め、他人からの評価ばかりを気にしていると、他人が抱いた「こんな人であってほしい」という期待をなぞって生きていくことになります。
つまり、褒められようとすることであなたは他人の人生を生きることになってしまい、自由がなくなるのです!
あなたの行動を決めるのは他の誰でもなくあなた自身であるべきなのです。
この考え方をもっと知ってみたいという方は、ぜひアドラー心理学の「承認欲求の否定」について調べてみてください!
その3.今この瞬間から変わることができる
アドラー心理学で学んだことの3つ目は、「今この瞬間から変わることができる」ということです。
なぜなら、アドラー心理学では、今からのあなたの行動や思考を決めるのは全て過去の「原因」にあるのではなくて、未来の「目的」にあると捉えるからです。
過去の「原因」でなく未来の「目的」で決まると捉える
例:人前で話すのが苦手だ
原因論:過去に人前でうまく話せずに恥ずかしい思いをしたから、人前で話すのが苦手だ
目的論:人前でうまく話せなかった時の言い訳のために、人前で話すのが苦手だと言っている
このように、あらゆる行動や思考を私たちは無意識のうちに何か「原因」があったからと捉えています。
しかし、アドラー心理学ではあらゆる行動や思考に原因は全く関係なく、あるのは「目的」だけだと断言します。
だからこそ、過去に人前で話すのを失敗したとか恥ずかしい思いをしたとかは一切関係ないのです。
あなたがこれからどうしたいか、なんのためにその行動をするのかが全てであり、いつだって変われるし、何にでもなることができるのです。
いろんな物事の見方が変わりますので、ぜひアドラー心理学の「原因論と目的論」について調べてみてください♪
まとめ
- 相手にどう思われたっていい。相手がどう受け止め方は相手次第
- 褒められようとせず、自分の気持ちに正直になって行動を決めればいい
- 過去なんて一切関係ない。あなたはいつだって変わることができる
アドラー心理学の数ある考え方の中でも、特に私の好きな考え方について紹介してきました。
それぞれ「アドラー心理学+課題の分離、承認欲求の否定、原因論と目的論」で詳しく見ることができます。
最初はとっつきにくいアドラー心理学ですが、どれも身近でとっても実践的なものばかりです。
気になった考え方を日常に取り入れて、毎日の景色に新しい彩を加えてみてください♪