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アドラー心理学流子育ては褒めないって本当?子供の成長を促す方法とは

あなたは子供がお手伝いしてくれたとき、何かに挑戦したとき、あなたは子供に対して「褒める」ということをしていますか?

もし、「よく子供を褒めているよ!」という方は、実は注意が必要かもしれません!

今回の記事では、子育てにおいて子供を褒めない方が良いとする理由と、褒める代わりにどうすればいいのかを合わせて紹介していきます。

子供には「褒めない」伝え方で気持ちを伝え、立派な大人に育てていきましょう♪

目次

「褒めて伸ばす」は本当に良いのか?

学校や子育ての場において、よく「褒めて伸ばす」という言葉を聞きますよね。

例えば学校であれば、
「テストの点数は褒めた方が伸びる」だとか、
子育てであれば
「子供が新しいことに挑戦したら褒めて好きになってもらうといい」
などなど、どこかで聞いたことがあるかと思います。

しかし、かといって褒めて伸ばすを実践し続けた結果、子どもが

「僕って褒められて伸びるタイプなんだよね」
なんて言ってきた日にはどうでしょうか(笑)

「いや調子のんなよ!!!」
と言いたくなりますし、いつか大きな失敗をしかねない気がしますよね。

こういうことを考えると、褒めて伸ばすということが果たして本当に良いものなのかどうか、疑問に感じてきます。

「褒めることは正しいのか」

この疑問に、ズバリ答えるのが、アドラー心理学で有名なアルフレッド・アドラーです。

アドラー先生は、子育てに限らずあらゆる対人関係において、「褒めてはいけない」と断言しています。

”褒める”は危険?絶対に褒めてはいけない理由

なぜ、アドラー先生は「褒めてはいけない」と断言するのでしょうか。

それには以下のような理由があります。

褒めてはいけない理由

  • 褒められる側が、見返りを求めるようになる
  • 褒められなくなると、自分に自信が持てなくなってしまう

例えば、子供が洗濯物をたたむお手伝いをしている場面があったとします。

子供も、最初はお母さんに喜んで欲しいとか、お母さんの笑顔が見たいという動機で洗濯物を畳むお手伝いを始めたかもしれません。

しかし、子供は、ここでお母さんに
「えらいね」「お利口さんだね」
と言った言葉で褒められてしまうと、当初の「ただ笑顔が見たい」という純粋な気持ちを失ってしまいます。

「褒められたい!」という気持ちが強くなっていき、「褒められるために、もっとお手伝いをしよう!」という具合に目的が変わってしまうのです。

そしてこの「褒める」ということは中毒性のあるもので、褒められ続けていると子供は「もっと褒めてほしい」思うようになります。

やがて、褒められるだけでは足らず、例えば「お手伝いしたからお金ちょうだい!」などというように見返りを求めてしまう子に育ってしまいます。

また、褒められることが目的になったとき、褒めてくれる人がいるうちはまだいいです。
しかしこれから学生・社会人となった時に、いつまでも褒めてくれる人がいるとは限りませんよね。

すると、子供は、「頑張ったのに先生は褒めてくれない」「上司が認めてくれない」と、辛い気持ちになって勉強や仕事が続かなくなったり、自分に自信を持てなくなってしまいます。

このように、子供を常習的に褒めてしまうと、子供は相手に見返りを求めるようになってしまったり、いざ褒められなくなったときに自分に自信を持てない子供になってしまうのです。

褒めることができないのなら、どうすればいいの?

これまで、あなたは子供を褒めるべきではないということを述べてきました。

しかしそうは言っても、子供がお手伝いしてくれたとき、頑張ったときはどうしても褒めたくなりますよね。

それでは、褒める代わりにどうすればいいのでしょうか。

それは、「Iメッセージで気持ちを伝える」という方法があります。

Iメッセージとは「私は」を主語にした投げかけのことです。

Iメッセージの具体例

  • ○○してくれて私は嬉しい
  • あなたの考えは私は素敵だと思う
  • ありがとう(私はあなたに感謝しています)

なぜ、褒めるのではなくこのIメッセージで伝えると良いのかというとIメッセージであれば、同じ立場からあなたの素直な感情を相手に届けることができているからです。

「偉いね」
「すごいね」
「お利口さんだね」

というような褒め言葉は、どうしても上から目線な発言になってしまいます。
上司が部下には言うけど、部下が上司には言いませんよね。

ですが、Iメッセージであれば、あくまで「私の感情」でしかありませんし、「嬉しい」という気持ちを伝えているので、相手にとっても「貢献ができた」という気持ちを感じることができます。

相手に対して褒めたくなった時には、Iメッセージであなたの感謝の気持ちを伝えるようにしてみましょう。

まとめ

「褒めない」は意識しないとなかなか実践できません。
まずはついつい褒めてしまってないかな?と日々の子供との接し方を見返すところから始めてみましょう♪

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