アドラー心理学に学ぶハッピー子育てブログ

アドラー心理学の子育て中に自己受容ができるためのたった2つのこと!

幸せの目標、共同体感覚の中のひとつ自己信頼を築くために必要なことは
自己受容という概念です。今回は自己受容とはなにか、どうしたら身につけられるのか一緒に考えていきましょう。

目次

最近体験したこと

私は、ボランティアで電話相談員をしています。悩みを抱えた方からのお電話を
沢山受けています。ある方が私に話してくれました。

「私はね、今まで自分が全く違う人間、例えばガッキーになりたいと
思ってました。だからそうなれない自分を責めたり嫌ったりしてました。
でも、無理なんですよね。やっとそれがわかりました。」

「そうなんですね。違う人間になろうとして辛かった自分に気が付かれたんですね。」

「そうです。だからやっと自分として生きていこうと思うようになりました。」

「そうですか。あるがままの自分で?」

「そうですそうです。」

これがアドラー心理学が教えてくれる「自己受容」なんだなと感じました。

アドラーは言います。
大切なのはなにが与えられているかではなく、 与えられたものをどう使うかである。

とても印象的なそして力強い言葉ですね。

自己肯定感と自己受容の違い

 

最近自己肯定感の事がよく話題になりますね。アドラー心理学では「自己肯定感」
「自己受容」を明確に区別します。違いをみていきましょう。

自己肯定とはできないと自分が思ってることでも、「私はできる」とポジティブな言葉で暗示をかけ、自分を積極的に変えていこうとする方法です。

それに比べ自己受容は自分の内面を見つめ、弱さは弱さとして受け入れ、だけど私にはこんな強みがあると気付くのか、この弱さを少し変えていけるかを考える作業をしていくことです。

例えば、すぐ忘れ物をしてしまう私が困っている時

自己肯定:今日は急いでいたから、たまたま忘れただけ。私は大丈夫と言い聞かす

自己受容:すぐ忘れ物してしまうなあ。じゃあこれからは

・自分がいつもチェックするスマホにメモを書き込んでおこう
・出かける前に、必ず持ち物チェックを声を出してする

など、自己肯定に比べ、自己受容客観的だとわかりますね。ただ、その反面、ありのままの自分をみつめるのは厳しいとも感じられますね。ではどうしたらいいのでしょう?

自己受容するためには

リフレーミングを知ろう

リフレーミングとはNLPと言われる心理学の方法です。人は皆その人独特のものの見方をもっています。それをフレームと言います。リフレーミングはその見方を違う角度からみてみようというものです。

ピンク色の眼鏡をかけている人が青色の眼鏡をかけてみると違った景色に見えるということですね。

例えば言葉を

優柔不断⇔慎重で優しい

人にすぐ合わせる⇔協調性がある

集中力がない⇔好奇心旺盛

頑固⇔自分の意志がある

甘ったれ⇔人に愛される人

こんな風に言葉を言い換えてみるんです。少し心が軽やかになりませんか?自分をみつめることは、どうしても劣等感や罪悪感などで苦しくなることがあります。そんな時はこんな方法をおすすめします。

リフレーミングは最近、教育現場でも取り入れられてきたようです。生徒が自分の性格をカードに書き、その言葉をどう言い換えることができるかを一緒に考えていくうちに、子供が自分の良さに気付いたり、短所も自分の一部だと思えるようになり、自己理解や他者理解が深まってきたとの報告があります。

家庭でもゲーム感覚で子供さんとやってみると自然と自己受容ができ、親子の楽しい時間が深まるかもしれませんね。

いいこと日記を書く

皆さんは日記を書いてますか?人に見せられないわあ~とか、三日坊主で続かないと思ってるかもしれませんね。私もです。(笑)

ご紹介するのは少し違う種類のものです。寝る前のゆっくりした時間、今日1日を思い出してよかったこと、うれしかったこと、自分からみてよくやったなと思えることだけを書きます。

空が晴れて気持ち良かった、洗濯物が良く乾いた

子供が一日機嫌よくすごせた

パパが早く帰ってきて夕食が一緒にできた

通学途中の小学生が元気な声であいさつしてくれた

道に迷ったおばあちゃんを案内したら感謝された

新米がおいしかった

何でもいいんです。それをみつけて沢山書いていきます。それを続けていくことで

自分が毎日幸せだと気付けるようになります。そうすると自分でいいんだ、自分には価値があると思えるようになってきます。

良いこと、悪いことは裏表、自己受容は自分の嫌いな所や欠点を見る目の偏りをフラットにしてくれます。

まとめ

自己受容について考えてきました。自分にあった方法を親子で試して幸せになっていきましょう!

モバイルバージョンを終了