- アドラー心理学を知って、子育てを楽しくしたい
- 子どもたちが社会的に自立した子どもになってもらいたい・・
そんな思いでこのブログを読んでいる方もいるかと思います。でも、
- なんとなく理論は分かったけどどう活かせばいいかわからない!
- あまり馴染みのない言葉で、まだピンと来ていない・・
そんな方はいらっしゃいませんか?
アドラー心理学は、実践の心理学とも言われているんです!
・・とはいえすぐに完璧にできるわけではなく、思考錯誤しながら上達していくもの。
今回はよくあるお悩みを挙げて、
アドラー心理学に基づいた接し方の一例をご紹介したいと思います!
目次
時間を守って動いてくれない!
夜8時に歯磨きしようねって決めたのにテレビに夢中。
一緒に出かける用事があるのに、着替えずに遊びだしちゃった・・
「何やってるの!」「約束したよね!?」「早くしなさい!」
こんな風に叱ってしまうのはあるあるですよね。
でも、叱るのは一旦ストップです!
子どもが自分から考えられる問いかけをする
叱る・褒めるという行為から上下関係が生まれ、子どもを支配するような教育になってしまいます。子どもが強制されず、自分で考えて動けるような声掛けがポイントです。
- 8時になるけど、何するんだっけ?
- 歯磨き何時にする?
- テレビと歯磨き、どっちを先にやる?
- ○時におうち出てバスに乗らなきゃいけないんだけど、Aくんは
あとは何をすれば出かけられる? - ○時に会おうね!って約束した人が時間に来なかったら、どう思うかなあ?
このような感じで、自分の子どもに合った問いかけを見つけてみましょう。
ただ、この問いかけで、親の求める行動をするとは限りません。
あくまでも、ここで身につけてほしいのは、親の理想通りに動くことではなく、自分で考えて動くという事です。
子どもが導いた答えが法に反することだったり、身に危険が及ぶということがなければ、可能な限り意志は尊重しましょう。
重ねて言いますが、こちらの都合もありますから出来る範囲内でOKですからね!(笑)
そして、その選択でどのような結末を迎えるのか?という事を体験してもらいましょう。
- 8時にみんな歯磨きするから、今日は1人で歯磨きか。寂しいな
- あっ、歯磨きするんだっけ。忘れてた!
- 好きなアニメが8時からなんだよな。そのあとじゃダメか聞いてみよう
- 出かける準備をしてなかったから、バス停まで走ってお母さん大変そうだったな・・
子どもの数だけ考えがあると思います。
少しだけ時間はかかりますが、言う事聞きなさい!で終わらせずに対等な立場を意識して話し合ってみませんか?
子育てでとにかくイラついてばっかり
成長や個性に個人差はあるもの。
そう分かっていてもついつい周りと比べてしまったり、
何度言っても聞いてくれなくてイライラ。そんな自分にも嫌になる・・
そんな時には少し目線を変えてみましょう。
不適切な行動にはワケがある
- 不適切だと知らない・わからない
- 適切な行動を知らない
- まわりが不適切な行動に注目した 等・・
不適切な行動には、理由があります。
今回のような「怒ってばっかり」というのは
適切な行動を無視して、不適切な行動ばかりに注目している行為です。
子どもの行動の根底には、「自分の居場所を見つける」という目的があります。
つまり、まわりの人が自分をどうすれば見てくれるか?を考えて行動するわけです。
まわりの人が叱るにしろ称賛するにしろ、自分が注目を集めている!と子どもが思ったら、その行動を促進しているという事を覚えておきましょう。
反対に、何のリアクションも起こさないというのは、子どもにとっては居場所がなくなる危機なんですよね。
適切な行動に目を向けよう
朝にちゃんと起きれた。ご飯を食べた。食器を運んでくれた。
荷物持って!と頼んだら持ってくれた。
当たり前だと思っていることでも、それって実は正しい行動。
今日1日を通してずーっと不適切な行動をし続けた子って中々いないはずです。
私たちは、子どもがもっと成長できるように・・という愛情から、ついつい叱ったり口出しをしてしまいますよね。
でも、子どもが「ここをもっと見てほしいな・・」と思っているところが、もしかしたらあるかもしれません。
是非、今まで当たり前だと思っていた行動にも
「ありがとう」や「助かるよ」「○○できたね!」など
子どもが出来た事や、自分が助かった事、嬉しかった事は言葉にして伝えていきましょう♪
まとめ
- 強制ではなく自分で考えられる問いかけをする。
- 不適切な行動は、居場所を見つける努力。出来たことに注目する。
アドラー心理学による子育てを実践すると、子どもの成長だけではなく、親自身のイライラや必要以上の心の負担が軽くなるのもメリットです。
ゆっくり時間をかけて子どもたちと信頼関係を深めていきましょう!