アドラー心理学って最近良く耳にするけどどんな心理学?
心理学って言葉を聞いただけで何か難しそう。
アドラー心理学を調べたけどなんだかよくわからない。
なんて思ってませんか?
確かにアドラー心理学って言葉を聞いただけでだとなんだか難しそうに感じますよね
でも安心して下さい。
アドラー心理学の考え方は大きく分けて3つになっています。
今回はそれを一つずつわかりやすく解説しちゃいます。
この記事を読めば簡単にアドラー心理学を理解する事ができます。
アドラー心理学を理解して家族や友達に自慢しちゃいましょう!
目次
「目的論」を知ろう!
【目的論とは?】
目的論とは、物事の全てに目的があると言う考え方です。
例えば、過去にいじめにあったから引きこもりになった人がいるとします。
これを聞いてどう思いますか?
いじめにあったなんてかわいそう。それは引きこもりになって仕方ないなぁと大体の人は思うと思います。
目的論の考え方はなにかと言うと
外に出たくないから過去のいじめの事を原因にする。
言い換えると、外に出ない今の現状が楽だから過去のトラウマのせいにする。
つまりは、
〇〇したくないと言う目的を果たす為に過去のトラウマを出来ない理由にしていると言うことになります。
「だから過去のトラウマと〇〇は何ら関係ないから一歩踏み出そうよ」と言う考え方です。
アドラーの言葉に
「全ての物事の過去は変えられない今までどんな過去があったとしても今からの人生に何も関係ない。だから変わる勇気を持ちなさい」
とあります。
この考え方が目的論です。
【感情における目的論】
またトラウマだけでなく感情にも目的があります。
例えば子供が勉強をしなくて「勉強しなさい」とついつい感情的に怒ちゃう事ありますよね
目的論の考え方では勉強をしないと言う事と感情的に怒る事は別問題です。
問題は勉強をしない事であって感情的に怒る必要はありませんよね。
感情的に怒っても何も勉強する問題の解決になりません。
なので感情的になりそうな時は冷静にどうして自分が感情的になっているかを考えて目的を知る事が大切です。
「課題の分離」とは?
【課題の分離の考え方】
課題の分離とは自分の課題と他人の課題を分離する事です。
他人にどう思われるか分からないから自分の意見が言えない事や、友人などにどう思われてるか気になるとか考えることはありませんか?
他人の評価ってどうしても気にしちゃいますよね。
アドラー心理学の考え方では、
他人がどう思うかは他人の課題であってあなたの課題ではない。だから他人がどう思うなんて関係ないから嫌われる勇気を持って他人と接しましょう。
と言う考え方です。
【課題の分離で悩みを解決!】
みなさん色々な悩みを持っていると思いますが、悩みは全て人間関係にあるのです。
どう言う事かと言うと、夫婦・親子・学校・職場・友人は勿論、人間関係と関係なさそうな悩みも結局は人間関係です。
例えばお金の悩みも元を辿って行けば人間関係の悩みです。人間がいなければお金なんてただの紙切れですもんね。
悩みが人間関係なら悩みの中に自分か他人しかいません。
課題の分離をする事によって悩みを自分の課題か他人の課題かを見極めて、他人の課題まで悩む必要ありませんよ。
と言う考え方です。
「共同体感覚」って何?
【共同体感覚とは】
共同体感覚とは他人を仲間として捉えて、共同体としてみる事です。この考え方は家族関係に似ていると思います。
考え方としては、
- 他人と競争する事をやめて今のままの自分を受け入れる。
(他人と比べずに今の良い所も悪い所もあるありのままの自分を受け入れます) - 他人を無条件で信頼しましょう。
(信頼して裏切られたとしても裏切ったのは他人の課題であってあなたの課題ではありません) - その上で他人に貢献する事で幸福感が得られる。
こう言う考え方です。
言葉にすると分かりにくいですが、家族の事を想像しながら読むと簡単にイメージが湧くと思います。
つまり、
全ての人間関係をライバルや敵という縦方向に考えずに仲間と言う横方向に考えて、その仲間に貢献する事が幸福ですよ。
と言う考え方が共同体感覚です。
まとめ
今回は
- 物事の全てに目的があると言う「目的論」
- 自分の課題と他人の課題を分離する「課題の分離」
- 仲間として捉えて、共同体としてみる「共同体感覚」
について記載させて頂きました。
この3つを理解すればアドラー心理学の大筋は理解できると思います。
アドラー心理学は難しい心理学ではない事を気づいていただけたのではないでしょうか。
アドラー心理学は別名「勇気づけの心理学」と呼ばれており是非皆さまの一歩を踏み出す手助けになってくれたらと思います。