アドラー心理学に学ぶハッピー子育てブログ

アドラー心理学では子育てで叱らないって⁉︎ 2つのコツを教育に。

子どもが悪い事をした時どうしても強く叱らなければいけない場面ってありますよね。

強く叱った後「これで良かったのかな⁉︎」「もっと優しく言えば良かったな」って思う事あると思います。

最近テレビなどのメディアでは『褒める教育』がピックアップされていますが、子どもが悪いことをした時褒めるなんて出来ないですよね。
アドラー心理学では『褒める』事も『叱る』事もダメとされています。

そこで今回は叱らない子育て方法をお伝えしようと思います。

目次

『叱らない子育て方法』ってどういう事?

【『共同体感覚』を理解しよう。】

『叱らない子育て』を理解する為にはまずアドラー心理学の『共同体感覚』を理解する必要があります。

『共同体感覚』とは

の様に人は様々なグループに所属して居ます。

このグループに所属している気持ちを持って全ての人を上下関係で見るのではなく仲間と言う横の関係でみようと言う事が「共同体感覚」になってきます。

【『叱る』という行為はどういう事か?】

『叱る』という行為は

と言う様に上の人間が下の人間に対して行うのが一般的です。
上下の関係は先程説明した様に『共同体感覚』には反しているので、横の関係でみる事が大切です。

【何故、叱ってはいけないのか?】

上下の関係で見て『叱る』と行為をした場合、「叱られたから直そう。」「叱られたからやめよう」という気持ちになってその場では叱られる行為を辞めると思います。

でも果たしてそれで良いのでしょうか⁉︎

一見解決したかの様に思いますが、見方を変えると、「叱る人がいないからそのままで良いや」「叱る人がいないから叱られるまでは辞めなくて良いや」という気持ちにならないでしょうか⁉︎
また、叱った人に対して『恐怖心』を持ってしまい自分の意見が言えないなんて事にならないでしょうか⁉︎

私も子どもの頃母親から「お父さんが帰ってくるから玩具片付けないと怒られるよ!」と言われ必死に片付けた記憶があります。
でも子どもながらに「お父さん帰って来なければ片付けなくても良いんだ」とか「お父さんは怖いもの」という認識をもちずっと父親に苦手意識を持っていました。
大人になった今は仲良しですが 笑

【『叱る』以外の方法は?】

では子どもが悪い事をした場合どうしたら良いのでしょうか?

それは『問い掛ける』『教えてあげる』にあります。

例えば

この様に悪いことをした場合の深層には「知らずにやる」「どうして良いか分からない」がほとんどです。

ですので頭ごなしに叱るのではなく教えてあげる事が大切になってきます。

例外として「悪いと分かっていて悪い事をする」場合もありますがその場合は「孤独だから注目されたい」という心理が働いています。

その場合は

アドラー心理学の『共同体感覚』を高めるようにする事で『孤独』を解決できます。

【最終目的は『自立』にある!】

先程説明した様に『叱る』という行為ではその場限りの是正でその後には繋がりません。

一方『問い掛ける』『教えてあげる』だと「〇〇はダメな事だからもう辞めよう」「〇〇はダメだから次は〇〇を気をつけよう」の様に自分で考えて自分で判断出来るようになり、『自立』して物事を考えられるようになります。

この『自立』こそが教育する上での目標ではないでしょうか!

子育てで役立てる2つのコツとは?

1.子どもを「仲間」として認識する

まず子どもを『共同体感覚』の『仲間』仲間として見る必要があります。

どうしても保護者という立場から上下で見てしまいがちですが、『家族』という『共同体』の一員として捉えます。

そうする事で、『叱る』という行為ではなく『問い掛ける』『教える』という行為に変えることが出来ます。

2.『問い掛ける』『教える』という行為を意識して伝える

例えば

この様に今の状況に対して『叱る』ではなくこれからどうするかの未来について『問い掛ける』『教える』をする事によって子ども自らがどうするかを考える事ができ、この先何か問題にぶつかっても自分で考えられるようになります。

まとめ

今回の記事では

という事をお伝え致しました。

子育てをする上の目的は子ども自身考え問題を解決する力を養う事、つまり『自立』する事あります。

是非これからは『叱る』ではなく一呼吸置いて『問い掛ける』『教える』教育に切り替えるように意識してみたらいかがでしょうか⁉︎

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