「早く起きなさい!」
「宿題をやってから遊びに行きなさい!」
毎日、子供とのバトルで、頭を悩ませていませんか?
今日は子供や旦那さんとのコミュニケーション方法を見直すことで
家族関係を見つめなおしてみましょう!
以前ご紹介したアイメッセージについて詳しくみていきましょう(^^♪
目次
2つのコミュニケーションの方法を知ろう
心理学者トーマス・ゴードン博士が親業訓練の中で提唱したコミュニケーションツールがあります。方法は、大きく分けて2種類、ユーメッセージとアイメッセージという方法です。
例えば、
ユーメッセージは貴方を主語にするものです。
「(貴方は)早く起きなさい(貴方は)遅刻するわよ。」になります。
アイメッセージは私を主語にします。
「(私は)貴方が一人で起きてくれたら、助かるな。(私は)遅刻するのでははないかと、心配だよ。」
いかがですか?同じことをいっているのにかなり印象が違ってきますよね。ユーメッセージは命令口調、威圧的、上から目線な感じがしませんか?
それに比べアイメッセージは自分の気持ちを相手に伝えるだけで、責め口調もありませんよね。
ユーメッセージとは
ユーメッセージは、相手の行動をかえさせようとする言い方になります。
子供に:
「何回言ったらわかるの?宿題をやらずに遊びに行っては駄目といってるでしょ。」
夫に:
「貴方は言わなきゃわからないの?洗濯かごに入れる前にポケットの中を確認するのは常識でしょ。いったい何年一緒にくらしてるの?」
貴方はこんな風に子供や夫に言いたくなることありませんか?
これらは、ユーメッセージです。「悪いのは貴方。」「貴方のせいでこうなった。」と非難する、馬鹿にする、相手を一方的に決めつける言葉になります。
「なんで、そんなことやるの?」「どうしてそんな風に考えるの?」などの疑問形での
表現もユーメッセージです。でも、もしこんな言い方をしていたら、
喧嘩になったり、だんだん険悪な関係になって
「どうしてわかってくれないの?こんなに必死になってるのは私だけ?」
と貴方は悩んでませんか?気持ちが伝わらず辛いよね。😢
アイメッセージとは
自分の感情や相手を大切にしたい気持ちを伝える方法です。自分の気持ちを伝えその判断は相手に任せるという伝え方です。
子供に:
「宿題を計画的に決めてやってほしいな。遊びに行く前にしてくれるとママは安心できるのよ。」
夫に:
「洗濯に出す前にポケットの中を確認してくれると助かるな。忘れてティッシュ飛び散ったりすると他の洗濯物に広がって、私悲しい気持ちになるから。」
いかがですか?同じ出来事でも表現により全く違って聞こえますよね。人は相手から命令されていると感じると抵抗する気持ちはかなり大きくなります。
反対に相手から丁寧に気持ちを伝えられた場合自分の意志で相手の気持ちにこたえようとする気持ちになります。アイメッセージてすごいですよね!
アイメッセージは、アドラー心理学の相手を尊重する、横の関係づくりにつながるものがあります。また、相手の気持ちに踏み込まない課題の分離の姿勢でもあります。
さあ、それでは気持ちよく家族と暮らすためにどうしたらいいか考えていきましょう!
アイメッセージを効果的に使おう
日常生活で余裕がない、イライラした時に思わず、ユーメッセージを使ってませんか?
怒りは抑えることはできないと言われてます。ですが、ほんの6秒で落ち着く感情だといわれてます。さあ、深呼吸して待ちましょう。自分の気持ちを見つめましょう
私は怒ってるな・・なにを怒ってるのかな?どうしてかな?ああ、子供のこと心配してるんだな・・旦那が私の事を気遣ってくれなくて寂しいんだな・・
怒りの奥の不安や、寂しさ、悲しさに気付くことができたら、それをアイメッセージにのせて伝えましょう。
幸せになってほしい
安心したい
これからも一緒に楽しくすごしたい
貴方の本当の願いを子供や旦那さんに伝えましょう!アドラー心理学では、日常生活の行動を変えることでライフスタイルが変化すると考えます。
ユーメッセージから、アイメッセージにコミュニケーション方法を変えることで貴方と
家族の関係を劇的に変えることができます。
まとめ
- ユーメッセージは貴方を主語にして伝える方法。その場の怒りをぶつける、命令的、相手を責める口調になりがち
- アイメッセージは私を主語にして伝える方法。相手の領域に踏み込まず自分の気持ちを伝えるので良好な関係が築ける
- 自分の怒りの感情を観察することで自分の本当の気持ちに気付こう
今回はアイメッセージについてまとめてみました。ちょっとした工夫で家族の関係が変わっていくのを
しみじみ感じます。
私も以前方法を知らない時に仕事でアイメッセージを使って、
対人関係が変化したことを思い出しました。
これまでのやり方で困っている貴方、少し視点を変え、女優になったつもりで取り組んでみませんか?きっと新しいことに気付けますよ!(^^)!