アドラー心理学に学ぶハッピー子育てブログ

アドラー心理学ってなに?!重要なポイント3点をわかりやすく解説!

『嫌われる勇気』が世に出てアドラー心理学は自己啓発、人間関係、子育てなどに至るまで、話題となりました。名前は知っているけど・・読んだけど厳しくてついていけない!という貴方に今日はアドラー心理学の3つの重要なポイントを日常生活におろして一緒に考えていきましょう!

目次

アドラー心理学とは

19世紀にオーストリア生まれのアルフレッド・アドラーが、創始しました。
同時代に生きたフロイト、ユング、アドラーは心理学の3大巨頭と呼ばれています。

フロイト・ユングは原因論と呼ばれる考え方、それに対してアドラーは目的論と呼ばれる考え方をします。アドラー心理学には目的論、課題の分離、共同体感覚などの重要な考え方があります。

目的論とは

現在の問題はその人の目的があって生じているという考え方です。

昔、クラスメイトにいじめられた。それがトラウマになり外に出れなくなったという人の場合それは、以前のように同じ目にあいたくない、傷つきたくない、外にでたくないという目的のためにトラウマを利用しているとアドラー心理学では考えます。自分の問題を人や
出来事のせいにして目をそらしているということを言われてるんですね。

うわー!それってきつい!私のつらさなんて誰もわからない・・と。
思いますよね。私もそう思いました。

ただ、その人が自分の問題をなんとかしたいと思ったならば、必要になるのは
「勇気づけ」という概念です。

つらかったよね。大変だったよね。でも貴方はここまで頑張ってきたんだよね
だから、きっとこの先自分を変えていくこともできるよね。一緒になにができるか方法を考えよう・・

と身近な人がわかってくれたら、もしくは、自分自身に言い聞かせることができたら
一歩を踏み出せるような気がしませんか?

アドラーは言います

人は生まれながらにして、未来志向的である。やるべき目的が決まっていれば、人の行動はおのずと定まってくる。

自分の心を振り返ることができれば、現実を変える決心が整えば、踏み出すこともできる!
未来へ向かって今を変えていける!それがアドラー心理学のすばらしさです。

課題の分離とは

相手の課題と自分の課題を明確に分けて考えるというものです。

例えば、親子関係では子供の進路に口を出したり、感情的になって親の意見を押し通してしまうことありますよね。でも、これは子供の課題に踏み込んでしまったことになります。子供がどんな進路を選ぶか、どう生きるかは子供の課題です。

そうはいっても・・と考えてしまいますよね。親は愛情と心配が混ぜこぜになってしまうんですよね。こんな時「ライフスタイル」という考え方で意識化することが大切です。
「ライフスタイル」は自分固有の思いの癖と呼ばれるものです。

私は心配性で、子供はまだ社会を知らないとか、挫折したらかわいそうだとか失敗しない
生き方をしてほしいとかの思いを持っていた自分に今回気付きました。

子供が小さい時から、これしなさい!何度言ったらわかるの!ではなく、身近な他人として「〇〇ちゃんはどう思う?どうしたい?」と尊重していく姿勢を、意識的に持つことで
対等な関係が徐々に築けるのかなと思います。また、そのことが、子供に自分への自信や
人への信頼感を育てるのだと思います。

共同体感覚とは

 

共同体感覚をアドラーは最終的な目標と定めます。共同体とは家族や会社、学校などの現実のものだけでなく、人類があるべき姿で幸せにすごせる究極の理想としています。

人は一人では生きていけません。必ず他との関わり、共同体の中で生きていきます。
共同体が維持していけるのは個人が全体のことを考え、全体が個人の事を考えることです。

自分の意志で仲間のために自分の役立てることをする、そしてそれが喜びになる。
それが共同体感覚というものです。

今年は全世界がコロナで吹き荒れた年でした。いまだに、いつ収束するのかわからない状況です。今個人レベルで身近なことから始める必要性があります。マスクをする、
医療従事者を応援する、感染した人にひどい言葉を浴びせない、などできることから地道に
していくことが共同体を守っていく共同体感覚と呼ばれるものだと思います。

まとめ

アドラー心理学の重要ポイント

アドラー心理学は現在から未来に向かって変化していける心理学です。日常生活に繰り返し生かしていくことで役立てていきましょう!

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