アドラー心理学に学ぶハッピー子育てブログ

アドラー心理学の子育て術♪自己肯定感を簡単に高められる4つの方法

諸外国のなかでも、日本はとくに子どもの自己肯定感が低いといわれています。
自己肯定感は成長過程で育まれるものなので、親の言動が大きく影響します。

そもそも”自己肯定感”とは、どんなものか。
最近よく耳にするけどイマイチ意味が分からない・・

今回は、簡単に自己肯定感とは何か?
自己肯定感を高める簡単な方法をお伝します♪

目次

自己肯定感とは?

自己肯定感とは、自分で自分を認めることによって決まる自分の価値のことです。

他人からの評価や誰かと比べて自分はどうかという評価ではなく、
ありのままの自分を「大切な存在だ」「かけがえのない存在だ」
思える心の状態のことをいいます。

例えば他人と比べて自分は「賢くない」「顔が可愛くない」などと考えるのではなく、
「これがありのままの自分だから、ここに存在していること自体に価値がある」と
思えることが自己肯定感です。

自己肯定感の低い子どもは、将来どうなるの?

自己肯定感が低いままでいると、将来どのようになるのでしょうか?

例えば、小さい頃から過保護に育てられ、
身の回りのことを親が全てしてくれる環境で暮らした場合、
自分で何かを決めたり、困難な状況を乗り越える場面が少なくなります。
そして、自分の意思で何かをすること自体に常に不安が伴います。

また親や他人の考えが気になり、自分の意思をなかなか伝えられないでしょう。
自分の進路や、将来やりたいことなども自分で決められず
誰かに決めてもらわないと、何も出来ない子どもに育ってしまいます。

低い自己肯定感と周囲との関係

自己肯定感は、自分で育つものではなく、
周囲や親からの関わりがあってこそ、育っていくものだと考えられます。

子どもは、年齢が上がるにつれ、周りからどう見られているかを気にするようになり、
思春期になると、友達からどう思われているかが気になります。
友達に嫌われたくないので、自分が思っている事は表には出さずに、
友達に合わせて、会話をしたりします。つまり自分を押し殺してしまうのです。

こうした成長過程から、どんどん自己肯定感が低くなっていきます。
ですが、親が子どもの自己肯定感を高めることは意外と簡単にできるんです!
では、どんな言葉をかけてあげれば自己肯定感を高めることができるのでしょうか?

自己肯定感を高めるには?

「褒めすぎない」

いつも褒められていると、次第に子どもは自分のことを完璧だと考えるようになったり、
実際にはできていなくても褒めてもらえると間違った認識をしがちです。

自己肯定感を高めるには、「○○したから結果○○できたね」と
抽象的には言わず具体的に声掛けしてあげるといいでしょう。

「頑張って毎日勉強したから、計算が早くなったね!」といったように
具体的な内容を、子どもに伝えましょう。

「リスクをとらせる」

子供を甘やかしすぎたり、あらゆる危険から彼らを守ろうとすることは、
成長のためにはかえって逆効果です。

心理学者の研究結果によると、高い雲梯(うんてい)に登るように、
子供にリスクをとらせるほど、より勇敢な子供に育つ傾向があることが
明らかになっています。

反対に、自由に遊ぶことを妨げられ、そのようなリスクを取る経験が少ない子どもたちほど不安や過敏な性格になりがちです。

”リスクをとらせる”というのは、一見難しいように思えますが
実はとても簡単で、子どもを自由に遊ばせるだけでいいんです!
きっと、「危ないっ!!」と声をかけそうになる場面があるでしょう。
ですが、これが”リスクをとらせる”ということです。

「子供自身に判断をさせる」

ついつい、子どもの洋服を親が決めてしまうことって多くないですか?
親がやった方が早かったり、子どもがなかなか着る服を決められなかったり
理由は、色々あると思います。

ですが、その日の気温に合わせて適切な服装を子供自身に決めさせるような、
そんな経験を通じて、子供たちは判断力を身に付けていきます。
時間がかかってしまったりするかもしれませんが
積極的に子ども自身に選択させ、決断させることを心がけてください。

「お手伝いをさせる」

子供たちは自分にできることを示す機会や、人の役に立てるチャンスを求めているものです。

例えば、晩御飯の食器やお箸を並べてもらう事、洗濯物を畳んでもらう事、
買い物を頼んだりすることなどが、絶好のチャンスです♪

やがて子どもが大きくなって自立する時に、
このようなお手伝いの機会は子供たちが責任感や自己信頼についての学びを得るために非常に有効とされています。

まとめ

自己肯定感を高めることって、実はめちゃくちゃ簡単なんですよね♪
少し考え方や行動を変えることが、子どもの未来にすごく良い影響になります!
子どもの為に親ができることを、無理ない範囲でやってみて下さいね~^^

モバイルバージョンを終了