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アドラー心理学では子供のあがり症は親のせい?改善するための方法は?

「うちの子供はあがり症で、人前で話すとすぐに緊張してしまう…」

子育てをしていると、子供のあがり症に対して心配になることってありますよね。

緊張するしないは確かに”慣れ”とか”経験”がものをいう一面もあるかもしれません。

しかし、実は親であるあなたの子への接し方が、子供のあがり症に拍車をかけているかもしれません!

今回は、子供があがり症を起こしてしまう原因と、あがり症を改善するための方法をアドラー心理学の考え方から見ていきます。

この記事を読めば、子供との接し方を見直すきっかけになり、子供のあがり症を改善できるかもしれませんので、ぜひご覧ください♪

目次

子供はなぜあがり症を起こしてしまうのか

あがり症とは、簡単に言えば人前など注目を浴びたときに強い緊張を感じることです。

子供の中には、人前で喋ることになんの抵抗もなく、全く緊張しない子もいれば、極端に緊張して声が小さくなったり全く喋れなくなってしまう子もいます。

なぜ、あがり症の子供はなぜ人前で喋ると緊張してしまうのでしょうか。

主な原因は、他人から悪い評価をもらうことを極端に恐れており、他人からの悪い評価を貰ってはいけない、良い評価をもらわないといけないんだと考えてしまい、過度に緊張してしまうのです!

他人からの評価を強く意識してしまい、よく見られないといけないと思えば思うほど、人前で話すときに緊張が強くなってしまいます。

このような子供にとって、人前で話すこととはつまり、公の場で自らを評価される公開裁判のようなものなのです…。

そしてこの他人とは、親であるあなたも含まれています。

幼稚園・小学校の友達や先生からの評価は、間接的に親であるあなたからの評価に繋がってしまうんだ、親であるあなたからも良く見られなくてはならないんだ、と無意識的に考えてしまっているのです。

あがり症を改善するためにはどうすればいいのか

では、このあがり症を改善するためにはどうすれば良いのでしょうか。

ここでは、親であるあなたが子にできる2つの方法について紹介します!

あがり症を改善するために親であるあなたができること

  1. 子供が自己受容できるように接する
  2. 目的をしっかりと考えさせる

それでは、1つずつ見ていきましょう♪

1.子供が自己受容できるように接する

先ほど、あがり症は他人からの評価を強く意識してしまい、他人から良く見られようとすることに原因があると述べました。

つまり、子供のあがり症を改善するには、他人からの評価に縛られず、自らの価値を自分で感じることができるようになる必要があります。

アドラー心理学では、他人と比べたときの評価ではなく、いいところも悪いところも全部含めた等身大の存在にこそ価値があると考えます。

であるならば、人前で話すことがうまくいかなかったとしても、その60点の自分を素直に受け入れてもらうことが大切なのです!

それでは、親であるあなたが子供に自己受容をしてもらうためにはどうすればいいのでしょうか。

それは「褒めない」「あなたの感情を素直に伝える」この2つが大切です。

例えば、人前で子供が発表をした後、「すごいね!よく人前でうまく話せたね!」なんて褒めてはいけません。

ここで褒めてしまうと、子供は「人前でうまく話せたら、褒めてもらえるんだ!」と考えてしまい、次に人前で話すときにもっと”うまく話そう”としてしまいます。

うまく話そう、褒めてもらえるように、いい評価をもらえるように話そう!となってしまっては、冒頭に述べたようにより一層緊張に拍車がかかってしまうだけです。

褒めるのではなく、”あなたの感情を”素直に子供に伝えるようにしましょう。

あなたの感情を素直に伝える例

親「今日の発表、かっこよかったね!」
➡︎子「人前で話す僕ってかっこいいんだ!」

親「あんなにみんなに静かに聞いてもらえたら気持ちいいね!」
➡︎子「みんなに静かに話を聞いてもらえることって気持ちいいことなんだ」

このように話すと、子供は自分に自信がついたり、人前で話すことに対してポジティブに捉えるようになります。

2.目的をしっかりと考えさせる

子供が人前で話したりスピーチをするときに極端に緊張してしまうのは、第一の目的が「他人(親)から良く見られること」になってしまうからでした。

しかし、これは冷静に考えるとおかしいことですよね。

例えばスピーチの場合は、本来の目的は自分の考えや主張を相手に伝えることであるべきです。

であれば、相手に言いたいことがちゃんと伝わっているかどうかを第一に考えるべきです。

相手に伝えたいことを意識させ、それがちゃんと伝わっているかどうかを考えさせましょう!

例えば、明日学校でスピーチがあるのであれば、「明日は何を伝えたいの?」と聞いて、相手に伝えたいことをはっきりと意識させましょう。

うまくきれいに話すことよりも、とりあえず「伝えたいことを相手に伝える」ことの方が大事なのだと、子供が思うようになれば良いです。

まとめ

普段からの声かけの仕方次第で、子供は緊張が増したり、逆に緊張に強くなったりします。

普段からの声かけを意識してみましょう♪

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