アドラー心理学に学ぶハッピー子育てブログ

アドラー心理学を子育てに活かす~幸福感を得られる3つの条件とは~

子育て中は、貴重でかけがえのない体験が多い反面、慣れなくて大変なこともあるでしょう。

そんな中でもたくさんの幸せを感じながら子育てをしていくために、アドラー心理学を活用してみませんか?

目次

幸福を感じる3つのキーワード

アドラー心理学では、幸せの条件として3つを掲げています。

この3つについて知り、子育て中もいっぱいの幸せを感じられるようになっていきましょう!

自己受容

自己受容とは、ありのままの自分を認める事です。
これは自己肯定感とはちょっと違います。

できないことや、苦手なことを無理にできる!とか楽しい!とか思いこむことではありません。

お料理は好きだけど片づけるのは苦手だな
今日は忙しかったから疲れちゃったな、夜ご飯はお惣菜に頼っちゃおう

このように、不完全な自分を認めて、自分自身で受け入れるということです。

完璧な自分になろうとすると、どうしてもストレスが溜まります。
初めての子育ては勿論、2人目以降だとしてもやはり大変なことですよね。

「自分のキャパは今、これくらいなんだ」と客観的な視点で自分を見てみましょう。
そして、キャパオーバーかも・・と感じた時は、お休みしたり他の人やサービスに頼るのは全く悪い事ではありません。

私の場合、めんどくさがりな自分を直すべく、掃除や料理をがんばっていましたが、なんとなくストレスがたまっていました。
ある時、「私はのんびりするのが好きなんだな・・」とかっこつけずに自分の性格を認めてからは、同じ行動をしていても気の持ちようが変わりました。

頼るコツは、沢山の頼り先を持つことです。
家族や友人に限らず、家電や家事代行サービス、外食・・・
今はたくさんの頼もしいサービスやモノがそろっていますから、ガンガン活用していきましょう♪

また、大切な子どもや家族って、生きているだけで価値があると思えませんか?
無事でよかった・・という思いをされた方も多いのではないでしょうか。

同じように、自分だってそこにいるだけでも全然オッケーだし、そう思ってくれる人も絶対にいることを思い出してくださいね♪

他者信頼

人を頼るには、まずは相手を信じられないと頼れないですよね。

なにかに挑戦するときにも、周りは批判してくる存在で、私を否定してくるし失敗したら笑われる・・と思えば足がすくみます。
行動できなくなるか、かなり神経をすり減らして挑戦することになりますよね。

また、恵まれた環境にいても、そこに気付かず「周りの人は敵だ」と主観を持つ人では目の前の世界はまるで違うものになってしまいます。

これって言い換えると、自分の主観が変えれば同じ環境でも幸福感が高まる!とも言えますよね。

たった1つで自立心が育つ! アドラー心理学「他者信頼」による子育てとは?アドラー心理学に学ぶハッピー子育てブログを訪問いただき、ありがとうございます。 このブログは、アドラー心理学を学んだことによって子育て...

また、任される・頼られる側になった時の場合を考えてもわかりやすいです。
自分を信頼せずあれこれ指示してくる人と、
「あなたならできるよ!任せた!」と信じてくれる人。
あなたはどちらの力になりたいと思いますか?

信頼関係を築いていくためにも、「本当にこの人は敵なのか?」振り返ってみましょう。
人間は、基本的に自分が大好きなので、他者に興味をもって労力をかけてくれることって、実は当たり前ではありません。
なんだか苦手な家族や知人がいるのなら、あなたを傷つけるために相手は労力をかけているのか・・今一度振り返ってみてはいかがでしょうか。

私ばっかり大変・・と思っていても、収入を支えてくれる人や子供を預かってくれるベビーシッターさんや保育園の先生、あなたを気にかけてくれる家族がいるはずです。

家族だから・お金を払っているから当たり前なのでしょうか?
そんなことはなく、とってもありがたいことだと思いませんか?

共同体感覚

共同体とは、言い換えるとグループや社会のようなものです。

生まれたての時は家族という共同体に初めて属し、成長するにつれて、習い事で一緒のみんなや、学校、会社・・・大きな範囲で言うと日本人、地球人、宇宙に存在するものとしての共同体・・という捉え方もできます。

人間はひとりでは生きていくことができません。
だからこそ、共同体のために貢献することでみんなの役に立ち、かつ喜びを感じられるようにできているのです。
この感覚を共同体感覚と呼びます。

小さい子って、特にしつけていなくても親のためにお手伝いしようとしてくれることがありませんか?
仲間である家族のために役に立とうとする心が、小さいころから備わっているんだと思うと、なんだか不思議な感じがしますね。

しかし、自信や勇気を奪われるような教育や、傷つくような出来事、社会での上下関係などを経験するうちに、「まわりは仲間」だと思えなくなってしまう人もでてくるわけです。

共同体感覚を育むためには、初めに出てきた「自己受容」「他者信頼」の感覚は欠かせません。

未熟な自分を受け入れられれば、他者も完璧ではない事が分かり、受け入れることができるようになっていきます。
そしてお互いに欠けている部分を補いながら、共同体の仲間の役に立つように動けるようになるのです。

まとめ

はじめの自己受容が簡単なようで、意外と難しかったりします。
このままじゃダメだ!もっと頑張らないと・・・と思いがちです。

そんな頑張り屋さんのあなたも、ひとまずは現状を把握するところから始めてみてくださいね!

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